平成28年11月26日(土)大石武楽先生の墓参と
平成28年11月27日(日)大石武楽先生追善少年親善剣道大会に
館長のお供で参加してまいりました。
場所はいずれも、大石神影流剣術発祥の地である柳川藩
-現在は、九州は福岡県の最南端地である大牟田市-です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/大牟田市
https://www.google.co.jp/maps/place/
通常はそれぞれ別の週に開催されるのですが、
今年はたまたま同じ週の土日に連続して開催されました。
墓参では、
陽之表(打太刀:館長、仕太刀:横浜支部長)と
小太刀(打太刀:横浜支部長、仕太刀:館長)を
剣道大会では、昨年同様、
陽之表(打太刀:館長、仕太刀:横浜支部長)
を演武しました。
いずれも、館長の相手という大役であり、
大石神影流剣術発祥の地での演武であり、
そして縁深い皆様と、他ならぬ宗家の眼前での演武です。
大変緊張いたしましたが、幸いにも無事に終えることができ、
ほっと一安心いたしました。
至らない身ではありますが、それでも多少の進歩はあったようで、
皆様からご好評をいただくことができました。
これも偏に、日頃からご指導くださっている館長をはじめ、
皆様方のお蔭と感謝しています。
とくに宗家から直々のご助言は、大変ありがたいことです。
これからも一層の精進を重ねる所存でおりますので、
今後とも皆様のご指導ご鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げます。
(以下、例によっていつもの長文の瑣末な顛末)
金曜は、夜遅くに広島へお邪魔して。
土曜は、早朝4時(!!!)に広島を出発。
高速道路を利用して、館長と一路、大牟田市へ向かいます。
途中アクシデントもなく無事に到着。
さすが、手慣れたものです。
お墓参りは午前10時から。
地元は手鎌道場の子供たち、指導者と保護者の方々、近隣の方々。
そしてもちろん、大石宗家もご一緒です。
皆でお墓とその周辺の落ち葉拾いなどを1時間ほど。
すっかり綺麗になった墓前で、大石神影流剣術の演武です。
手数は、陽之表と小太刀。
地面はデコボコが多く、傾斜もあり、幅も狭い場所でしたが、
なんとか無事に終えることができました。
終了後、大石先生にご報告すると、とても満足されたご様子でした。
大石先生の古いお弟子さまからは、
昔のお話しをお聞きすることができ、大変勉強になりました。
私から見ると、師の兄弟子にあたる方です。
※中国武術の世界では、師伯とお呼びするようです。
日本武道での呼び方は、不勉強なため存じ上げません。
日本の師弟制度 https://ja.wikipedia.org/wiki/師弟
中国の拝師制度 https://ja.wikipedia.org/wiki/拝師
午後は、柳川観光へ。
昨年は「北原白秋記念館」などを回りましたが、
今年は「川下り」を初体験。
舟に乗って、町中の川を下るだけ。そんなの、なにが楽しいの?
・・・などと思うのは、実際に乗ってみるまでの話。
揺れる小舟に足を踏み入れ、狭い船底に横を向いて小さく座り。
船頭さんは御年80歳、この道50年という最長老のベテランさん。
洒脱の効いたお話しと小唄に、それから風景を楽しみました。
のんびり、ゆったりと時は流れ。。。あっという間の40分でした。
柳川藩主立花邸「御花」は、大広間が100年に一度の工事中で。
見物はできましたが、眺めはちょっと残念なものでした。
「立花家史料館」は、行くたびに展示物が変わるそうです。
歩き疲れて「紅茶の店 River Flow」でほっと一息。
名前に魅かれて飲んでみた「鴛鴦茶」は、なかなか強烈な味でした。
また、御縁があって、前大牟田市長である古賀様からも、
いろいろなお話をお聞きすることができました。
圧倒的人気で、三期12年も市長を務められた方です。
さすが人望ある、大きな組織のトップは違うなあ。と感じました。
夜は、温泉「満月の湯」へ。露天風呂で疲れを癒しました。
そしてそして。。。
館長とサシで演武のビデオをチェック。
前回の佐賀と出雲大社の大石神影流の演武です。
館長から直々にピンポイントでご指導をいただける。
なんと、ありがたいことでしょうか。
脂汗を流しながら拝聴いたしました。
よし、夢の中でイメトレしよう!
と思いながら、翌日の演武に備えて、
時計の長針と短針が重なる前に就寝したのでした。。。
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日曜の朝は、雨降り。なんだか珍しいことです。
事前に雨が降り、当日はすっかり晴れるというのが恒例です。
いつもとは逆な感じですね。
前日のお墓参りでは雨が心配されましたが、
それがあとにずれ込んだということでしょうか。
でもお蔭様で、朝までぐっすりと眠ることができました。
#雨降りって、外が静かになるのでよく眠れますよね。
雨が音を吸収してくれるというのもあるのでしょう。
例年通り、大牟田市民体育館へ。
9時から開会式で、来賓からの挨拶などのあと、演武。
宗家、大先輩、館長からのアドバイスを胸に、
なんとか無事に終えることができました。
演武は、夢の中のイメトレが功を奏したものか、
皆様から大変ご好評をいただくことができました。
ただ、館長からは「まだまだ、まだまだ」と。
はい、もちろんです。精進いたします。
帰りは久留米駅から新幹線さくらで博多へ。
博多で皆さんへのお土産を買って、のぞみで新横浜へ約5時間。
20時過ぎに帰宅することができました。
昨年と違いほとんど寄り道をしませんでしたので、かなり早め。
それでも、お昼の12時に大牟田を出発しましたので、
約8時間の長旅でした。
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