9月になりましたが、暑い日が続きます。ざんしょ
今週は年二回のワックスがけの日でした。
目を覚まして、まだ朝の6時くらいかなー?なんて時計を見ると、
あれ、すでに11時!? やっべっ、もう終わってる!!!
あわてて門人さんの携帯に電話をかけます。
すみませんっ、いま起きました!
←ドジなアルバイトか。。。
気の良い門人さんたちは怒るようなことはないでしょう。
でもきっと、陰で笑っているに違いありません。
先生、寝坊したみたいよ。くすくす
まあ!うふふ
みたいな。←被害妄想?
ワックスがけは、立派な門人さんたちのお蔭で無事に終わったようです。
ありがとござます。
いやー、それにしてもぐっすりでした。
久しぶりに熟睡。。。
お蔭様で体調もすっかり回復したようで。
やっぱり、なんだかんだで疲れていたのでしょう。
布団を干して、掃除機を掛けて。
ちょっとだけのんびりすると、あっという間に稽古の時間に。
少し早めに着替えて体育館へ。
扉を開放して、熱気を解放して。一人で二刀流のモップがけ。
体育館の床はピッカピカでした。うーん、気持ちイイ。
ツルツルととてもよく滑るけれど、ときおり引っ掛かる場所があり。
中央の同じラインでした。
ワックスにムラがあったのかもしれませんね。
ワックスがけって、何気に難しいものです。
目に見えない部分をきちんと観ないといけない。
稽古と同じだなー、なんて思ったりして。
#ネボーしたくせに、エラソーにスミマセン。。。
ワックスがけに行かなかった御詫びに一人でモップがけ。
・・・なんて思っていたのですが、皆さん間もなく到着されて。
途中からみんなで一緒にモップがけとなりました。
皆さん、なんだかニヤニヤしているように見えたのは気のせいか。。。
男の子とお父さんに出雲大社のお土産を渡しして。
男の子から帰省のお土産をいただいて。
女の子のお父さんに演武ビデオが入ったUSBメモリをお渡しして。
それから、お預けしていた懐剣を無事にお返しいただきました。
女の子は大事な用でお休みです。
さてさて、そんなこんなで稽古開始。
------------------------------
<澁川一流柔術>
○棒廻し
皆さん、大変お上手になられました。
それでもやっぱり気になるところはあるものです。
けっきょく、どこまで追求するか、ということなのでしょう。
ちょろちょろっとアドバイス。
でもって、今回もまた棒を取り換えてもらいました。
一寸径から八分径に、九分径から一寸径に。
重い人は軽く、軽い人は重く。
いつもと条件を変えて、その違いを感じて。
また元に戻して、フィードバックする。
稽古の一つの方法かと思います。
居合なら、長い刀と短い刀、軽い刀と重い刀。
○六尺棒表
表八本をいつもどおり向かい合って素振り、二人一組で棒合。
いつもより軽い棒で打ち合うと、なんだか心もとなく。
いつもより重い棒で打ち合うと、なんだか心強い?
どうやら気のせいではないようです。
棒の特性を理解して、能く遣いましょう。ただ使うのではなく。
合わせようとして合わせるのではなく。
正しくきちんと打ち合った結果として、合う。
そういうのがいいですね。
○六尺棒裏 がんつぶし
裏の一本目を稽古しました。
出雲大社奉納演武のあとですしね。新しい形です。ふふ
向かい合って、表一本目と同じく二回打ち合う。
すかさず仕方が打方の棒をカーンとはじいて、目を突く。
だから“がんつぶし(=眼潰し)”なのでしょう。
表と違い、名称で意味がわかります。
動作は単純。でもまあ、慣れていないと難しいかも。
棒を滑らせる手の動き、踏み込む足、体のさばき。
足を踏みしめて、棒を握りしめて、腕で払い突くのではなく。
すべてを協調一致させましょう。軽くスッと。
力感は不要です。
○半棒表
十二本を示範して、二人一組で稽古。
本部講習会で館長に手直しされた点を皆さんにもお伝え。
○半棒裏
一本目だけ稽古。久しぶりです。
半棒も、六尺棒と同じです。握り締めてはいけない。
手の内を滑らせて、棒を活かすこと。
手先ではなく、体で棒を遣うこと。
棒は長く遣いましょう。
○履形、打込
今回は稽古せず。
------------------------------
<大石神影流剣術>
○構え素振り
出雲大社奉納演武の稽古にかまけて、しばらく稽古しませんでした。
久しぶりの稽古です。
えーと、次の構えはなんだったっけか?ってなもんでしょうか。
でも、体の遣い方さえきちんとできていれば。
そして、久しぶりに稽古をすると。
あれ、こんなんだっけ? どんなんだったっけ?
みたいな感覚を覚えることも有之コレアリ。
そうしたらシメタものです。もう一度、いちから再確認。
おかしな体の癖や思い込みから解放されて。
一気にレベルアップするチャンスかもしれません。
いちから確認と言いながら、その自分は昔の自分ではありません。
みるみる吸収、成長することでしょう。
○試合口五本
今回は稽古せず。
○陽之表十本
十本を示範して、二人一組で稽古。
素直にまっすぐ斬り込みましょう。剣は頭上から。
肚で動くこと。
○陽之裏 勢龍、左沈
はい、附けに構えて。右足三歩。
千鳥のように巻き上げて、右足を下ろしながら正当剣のように払う。
そのまま歩み足で、真っ向。残心。
左足から戻る。
とまあ、いきなりいつものように皆で一緒に何回か繰り返し。
裏の一本目 勢龍。仕太刀の動きです。
でもって打太刀に立って、さあ来い!
一番弟子は男の子。でもたいしたものです。
いつもどおり、怖じもせずに向かってきます。
打ち込みを巻き上げて躱し、斬り上げを払い、追い込んで真っ向。
いきなりできました。たいしたものです。
続くお父さん方、手本を見たあとならラクショーですね。
お上手になさっていました。
そしてハイ、ツギー。
附けに構えて、右足三歩。
今度は軽く下がりながら、左腰通りに片手で構え。
右足を踏み込みながら、以下同じ。
裏の二本目 左沈。
同じように掛かり稽古も問題なし。よしよし
そろそろ、裏の稽古を始めようかと思案中です。
決して、表をマスターしたわけではなし。
そして、あたら手数を増やしたいわけでもなし。
でも、裏を稽古することで、表が見えてくるかもしれません。
そういう稽古もありでしょう。
------------------------------
<無双神伝英信流抜刀兵法>
○大森流十一本
いつもどおりそろい抜き。
いやー、やっぱり十一本を通して抜くと気持ち良いですね。
体がよろこぶ感じ。何かが体を通り抜けて行きます。
全身のストレッチにもなっているのかもしれません。
気血の流れ。陰陽の循環
決して、ゴチゴチに凝り固まることのないように。
足を踏みしめて、柄を握りしめて、肩を怒らせて、
鬼のような顔で抜いて斬るようなことがありませんよう。
心水鳥 面薄桜
○英信流表 横雲
はい、右足を半歩出して、そのまま座って。
そこから右足を踏み出しながら抜き付けて、斬撃。
横に開いて納め、元のように座す。
英信流表の一本目 横雲です。
横浜講習会では、英信流表、詰合、大小詰も稽古をしています。
居合膝は初めてではなし。でも、難しい。
私も最初は痛くてほとんど座っていられませんでした。
足の甲が床に当たって痛くて、足首に体重が掛かって痛くて。
背筋も伸びず、重心も安定せず。
でも今思うと、なにが悪かったのか?
できてしまえば、とても楽な姿勢なのですけれどもね。
今は平気でずっと座っていられます。10分、20分、30分?
最初は畳の上で座る練習をするのも良いかもしれませんね。
それでだんだん慣れてきたら、板の間で。
女の子のお父さんに薄めのサポーターをお貸ししました。
無理のない姿勢と言いながら、古傷があれば痛むこともあるでしょう。
決して無理はされませんように。
そろそろ、表の稽古も始めようかと思案中です。
大森流と似ているようで違う、英信流表。
似ているということは、違う、ということです。
決して同じではない。
そしてそれは、形の上だけでなく、思想の上でも?
稽古することで、その違いと共通点とが見えてくるでしょう。
それをフィードバックする。稽古の一つの方法です。
------------------------------
8時を少し過ぎて稽古終了。
ということで、ワックスがけ(をした人と、しなかった人)と。
そして、表と裏の稽古でした。
どの流派にも、表と裏、口と奥、などはあるものです。
表をマスターしてから裏
口をマスターしてから奥
そういう考えもあるでしょう。
でも、どんどん先をお教えして、稽古するかどうかはその人次第。
器だけをお渡しして、その中身を詰めるのは自分。
そういう考え方もありますね。
どちらも一長一短。そしてまた、相手次第ということでしょうか。
果たしてどうなることか。楽しみです。
途中から、激しい雨が降り出しました。
稽古の終わりごろ、用事を済ませた女の子とお母さんが、
傘を持ってお越しになり。
せっかくなので、最後まで稽古を見学してもらいました。
傘をお貸しくださったので、大事な道具が濡れずに済みました。
ありがとうございました。
さてさて、今回もまた長くなってしまったこの稽古日記。
果たしていったい、どうすれば短くできるのか?
ええ、わかってます。わかっていますとも。
書かなければ良いのです、書かなければ。。。
でもねえ、これが座学の代わりにもなっているのだとしたら。
そのおかげで横浜支部の皆さんが上達されているのだとしたら。
書かないわけには行かないのですのよねえ。
全国で10人?くらいの読者の方もいらっしゃるようですし。
短くしたら読者が増えるというわけでもなし。
薄い内容の方が良いとも限らないわけだし。
・・・と書きながら。
我が家の美人秘書は、文頭のコラム?部分だけを読んで、
あとはマウスのホイールをカラカラと転がして。
一気に文末まで飛ばしているようです。
画面右下に文末へジャンプ↓ボタンがあったら利用しそうな勢い。
かなすぃ。。。
------------------------------
来週はまた、自主稽古をお願いします。
横浜支部長は、名古屋講習会の応援に参ります。
名古屋西支部長はいつも遠路はるばる横浜講習会の応援に
駆けつけてくれています。
その恩返しのためですので、ご了承ください。
自主稽古では、くれぐれもケガのないよう、また無理をしないよう
お願いします。
<<前の日記:雲大社奉納演武3
>>次の日記:自主稽古160910