怒涛の一週間はあっという間に過ぎ去って。
今週もまたいつも通りの稽古です。
いつも通りが退屈と感じたのは、若い頃の話で。
年を経ると、刺激がない方を求めたりして。
マンネリの水戸黄門、笑点、サザエさん。。。
脳と心臓は寝ているときでさえ、休みなく動いています。
心も、たまには休息をしたいのかもしれません。
------------------------------
澁川一流柔術
<棒廻し>
いつも通り。でも久しぶりにまた少しアドバイス。
足の指先の向き、肩の動き、姿勢。。。
棒廻しだから何か特別ということもなく。
すべてに共通なことばかりです。
そして、言うこともまたいつもと同じ。
<六尺棒表>
いつも一寸径と九分径を遣っていただいています。
一寸径はさすがに少し重い感じがします。
ときおり少し軽いのを遣っていただいたりして。
一寸径ではなくて九分径、九分径ではなくて八分径。
今回は、一寸径の替わりに八分径を遣っていただきました。
いつもとだいぶ違う感じがするはずですが、さて?
うん、それでもやっぱりちょっと遣いにくそうですね。
重ければ重いし、軽ければ軽い。当たり前か。。。
じゃあ九分径がちょうど良い?
さてどうでしょう。
重ければ重いなりに、軽ければ軽いなりに遣えるといいですね。
<半棒表>
掛かり稽古方式で、また表の稽古。
一本目から六本目、七本目から九本目、十本目から十二本目
皆さん、すでに裏を稽古済みです。
打太刀としても、いつ(間違えて)裏の動きをされるか油断なりません。
ヒヤヒヤドキドキです。楽しいですね。ふふ
------------------------------
大石神影流剣術
<構え素振り>
いつも通り。
基礎基本を身に付けるには、各自が数を繰り返すしかありません。
でもちょっとだけ目先を変えて。
同じ向きを向いて、一緒に動いてみたり。
いつもとは違うポイントを強調して説明してみたり。
そんなちょっとした刺激も、稽古のコツかもしれません。
言ってみればスパイス、隠し味のようなもの?
<陽之表>
掛かり稽古方式で。
よう剣から太陽剣まで、正当剣と無意剣、乗身、千鳥
いつもと同じことを、いつもと同じように。
言うこともあまり変わらず。
それを聞き流してしまわず、きちんと受け止めることができるかとうか。
それも大事なことの一つです。
言われなくなったのは、もうできるようになったからか。
それとも、ただもう言ってもらえなくなってしまっただけなのか。
同じようで、まったく正反対です。
そして、もうできるようになればもうそれで良いのか。
もっと先、もっと上、もっと奥。。。
常に、求める心が大事です。
------------------------------
無双神伝英信流抜刀兵法
<大森流>
初発刀から虎乱刀まで
何も言わず、間をたっぷり取って一本ずつ一緒に抜きました。
皆さんお上手になられたので、立ち座りで音がするようなこともなし。
樋のない刀です。斬撃で風斬り音を競うようなこともありません。
開け放たれた扉の向こうは、真っ暗な闇。
扇風機の音だけが、ブーンと静かに響きます。
湿った空気の匂いがするな。。。
と思っていると、そのうちザーッと雨の音が。
気にせず、続けます。
正座して、二呼吸どころか三回、四回、五回と静かに深呼吸。
ふっと、意識が遠くなったりして。
でも虎乱刀まで同じように抜きました。
最後にもう一度、初発刀。
これで本日の稽古は終了。
居合の稽古は、運動量としてはたかがしれています。
だからと言って、力任せに刀を振るような稽古をしても。
静かに抜いても、正しく動けば良い稽古になります。
大森流は、とてもバランスの良い体系です。
前後、左右、上下。陰陽
さらっと通すだけで、心身のバランスも取り戻せるかもしれません。
(ゆっくり静かに動いたのに)汗をかきました。とのこと。
良い稽古をしている証拠ですね。
それをお聞きして、うれしくなりました。
------------------------------
8時に終了。
久しぶりに居残りで、独りで居合を抜きました。英信流表、英信流奥
立ち業は、家ではさすがにいつもの刀では稽古ができません。
やっぱり自宅併設の道場が欲しいですよねえ。
それかせめて、稽古ができるような天井が高い部屋。。。
独りで暗い体育館をあとにすると、雨はもうやんでいました。
来週も通常通りの稽古です。
いつもと場所が異なりますので、ご注意ください。
<<前の日記:大人の稽古
>>次の日記:短めの稽古