桜が満開になるのを待ち構えていたかのように、冷たい雨は降り注ぎ。
情け容赦ない雨風のせいで、花びらはだいぶ散ってしまいました。
それでも週末まではなんとか持ちこたえ。
花冷えの先週とは打って変わってうららかな陽気となった今週は、
のんびり花見も楽しめたのではないかと思います。
そんな中、私は出勤でお昼過ぎまで仕事。
フルメンバーでさえ回すのがやっとの繁忙期4月。
退職で一人欠け、インフルエンザで二人休み。
腰も本調子ではなく、過労のせいか熱も出て。
平日はもちろん目が回る忙しさ。
ふー、やれやれ。。。
でもまあ、昼も夜もなく、平日も週末もない人もいることですしね。
そんなわけで(仕事のせいで)、
第34回浅草日本古武道大会(日本古武道振興会主催)
台東区リバーサイドスポーツセンター
には館長のお供ができませんでした。
せっかくお声掛けいただき、参加する予定だったのですが。。。
館長は飛行機で上京されて、理事会に出席されて、
演武はお一人で居合を抜かれたとのことでした。
稽古を続け、お弟子さんを育て、組織を運営し、行事に参加して。
家庭と仕事と武道の鼎立は、なまなかなことではできません。
あらためて実感しました。
帰宅して、夕方まで泥のように熟睡。。。
夜の稽古はお二人休み、お一人見学です。
稽古に欠かさず参加するのも、なかなかに難しいことです。
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澁川一流柔術
棒廻し
置いてある棒を手に取ると、なんだか太い。
どうやら、九分径と一寸径を取り違いされているようです。
間違えてませんかー?とお声掛けすると、ようやく気付かれ。
一分って、ほんの3ミリほどですしね。
定規で確認すると、目がしぱしぱしてしまいます。
それでもパッと見て気付き、手に取って確信し。
人間の目や手といった感覚は、すごいものです。修練次第。
でもそれを廻していて気付かないようデワ。
もうすこしがんばりましょう(桜のスタンプ)
六尺棒表
一本目から五本目まで向かい合って素振り。
六本目を向かい合って実演。そして、さーどーぞ。
先週お休みで今日初めてでも、すぐにできました。
行きに棒を引きずらなかったり、逆に帰りに引きずったりはご愛嬌。
半棒表
十二本通しで稽古。
打太刀の稽古も大事です。
打太刀の間と間合いがずれていては、できる業もできません。
それをお約束で合わせてしまっては。
上達どころか、下達してしまいかねません。
正しい稽古をしましょう。
半棒裏
やらず。顔面を突く危険な形です。くれぐれも注意しましょう。
熟達するまでは、自主稽古はしないようにお願いします。
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大石神影流剣術
構え素振り
構えるのではなく、あるべき場所に、自然に納まること。
力を抜くことが大事です。我はいらない。自然な場所に。
陽之表
よう剣から無意剣までをさくっと通し。
続く乗身も、打太刀に立ってもらって実演。そして、さーどーぞー。
先週お休みで今日初めてでも、すぐにできました。
やはり、すでにできる人がいるというのは大きいですね。
とても稽古がしやすいです。
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無双神伝英信流抜刀兵法
大森流
初発刀から勢中刀まで
いつもは向かい合って抜きますが、同じ向きで抜いてみました。
こちらからは皆さんの様子が見えないのが難点ですが。
皆さんからはいつも見えない部分が見えるのが良いかもしれません。
逆刀までさらっと抜いて、勢中刀も真似してみてと。
すぐにできるかと思いきや、けっこう苦労されて。
初めての形や手数はすぐにできて。
でも初発刀(や右刀)とほとんど同じ形の勢中刀はすぐにできず。
なんだか不思議ですね。
血振るいや足の踏み替えができなくなってしまったり。
運剣も右から振りかぶってしまったり。
初発刀からさんざん稽古してきた形なんですけれどもね。。。
まだ流派の掟がきちんと身に付いていないということなのでしょう。
百回、千回、万回。。。飽きずに繰り返すしかありません。
すでに覚えた動作を組み合わせただけの新しい形はすぐにできて。
新しい動作や今までの動作の応用変化だとすぐにはできない。
そんなことなのかもしれません。
来週は本部道場での講習会と廣島護国神社奉納演武です。
横浜支部の稽古は、自主稽古となります。
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