毎年2月初旬の日曜に「日本古武道演武大会」が開催されています。
日本武道館と日本古武道協会が主催で、会場は日本武道館。
などとこの稽古日記に書くのも三回目。感慨深いものがあります。
貫汪館では、三流派の古武道を稽古・伝承しています。
そのうち、古武道協会に加盟しているのは澁川一流柔術のみ。
今年は演武なしなので、館長も名古屋西支部長も上京されず。
どうしようかなあ。なんて悩みながら、けっきょく行くことに。
田園都市線の急行に乗って、半蔵門線直通で九段下まで30分ちょい。
1番出口から地上に出て、大きなタマネギに向かって歩きます。
入場料500円、プログラム500円。あわせて千円。
うん、きりがいい。過不足がなくて、いい感じです。コゼニきらい。
一階席は、ほぼ満員。階段で二階へ上がります。
うん、空いている。まばらな席に、独りポツンと着席。
いい感じです。人ごみ苦手。。。
今回は、一階席からアリーナへ白い幕が垂れていました。
出待ちの演武者達の姿が見えないようにとの配慮でしょうか。
そして座席は南西でしたが、プラカードの掲示あり。
「最後の砲術の前に移動をお願いします」とのこと。
さらに係の人が誘導に来て、とてもスムーズに移動ができました。
場内アナウンスなし。移動の待ちもなし。
素晴らしいですね。
こういった運営の改良は、いくらでもできるものです。
運営側にその気があるかどうか。大事なことですよね。
しばらく観覧。
古武道の流派が現代になって急に増えるわけもなし。
顔ぶれはいつも同じです。
それでも演武者の入れ替わりもあるし、修業も当然進むことでしょう。
それになんといっても、観る側のこちらの眼が変わります。
いつまでたっても同じようでは困りますよね。
それにいつもとはまた違う眼で観れたのは、金曜に瑞穂舞を観て、
土曜に横浜支部で稽古をして、その翌日だったからかもしれません。
舞踏の観覧、古武道の稽古、古武道の観覧。
なんて贅沢な三日間でしょうか。あー、しあわせ。。。
最後に砲術。
準備に時間が掛かるんだよなー。なんてプログラムを眺めていると、
突然、どーーーーーーーーーん!!!!!!! と大きな音が。
思わずビクリ。
毎年、わかっているのに体が跳ね上がります。
ドン、ドン、ドンと火縄銃の大きな音。火花と煙。。。
なんだか邪気が祓われて、心身ともにすっきりしたような。
リラックスしてリフレッシュして、バランスを取り戻す。調和
よく弓の弦を弾いて魔を祓ったりしますが、それと同じかも?
大会は予定よりも10分ほど早く終了。
足早に会場を去って、半蔵門線急行の田園都市線直通に乗り込みました。
幸いにも座席に座れて、プログラムをしげしげと眺めていると。
ん? 知った名前がちらほらと。
その昔、合気道でご一緒していた方が剣術にお一人、小具足にもお一人。
全剣連居合の大会でいつも見かけていた方が杖術に。
いやー、せまい世界ですねえ。。。
自宅前で、買い物帰りの妻と合流。
重そうな荷物を受け取って、無事に帰宅となりました。
日曜の夜は、ちびまる子ちゃんとサザエさん。定番ですよね。
平日はまた仕事をして、土曜は横浜支部で稽古です。楽しみです。
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