この稽古日記に暖かくなったと書くと寒くなり。
寒くなったと書くと暖かくなるような気がします。
成人の日の翌日、都心では例年より遅い初雪が観測されました。
成人の日は、いまは法律で第二月曜日と定められています。
でも私が学生の頃は、1月15日に固定でした。
そして成人の日は例年、合気道の昇段審査の日となっていて。
成人式には出ずに、初段を合格して黒帯を授与されたのでした。
黒帯がとても嬉しかったのを覚えています。
でも、他の人に話を聞くと、成人式の方に出たかったとか。
やっぱり普通はそんなものなのでしょうね。。。
居合刀、大石新影流木刀、六尺棒×二本を持って家を出ます。
鎖鎌や小太刀は持たず。皆さんにも連絡済み。
少し集中して稽古をしようと思って。
あれこれやるのも楽しいのですが。
時間がいくらあっても足りません。
女の子、大事な用事があって稽古はお休み。
なかなか全員が毎週同じようには稽古できないものです。
皆さん、ほぼ同じ時期に稽古を開始されました。
それでも、ほぼ毎回参加の方、お休みが多い方。
覚えが早い方、早くない方。いろいろです。
これから新しく参加する方がいらっしゃれば、なおさらでしょう。
全員が同じには、なかなかできないものです。
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澁川一流柔術
棒廻し
大人は六尺棒、男の子は半棒。皆さん、だいたい身長と同じくらい。
半棒よりも上手に廻していたり、少し緊張しているように見えたり。
いろいろですね。
男の子のお母さん。
半棒より廻しやすい、棒が勝手に廻ってくれると。
そうそう、それそれ。
長くて重い六尺棒の方が廻しやすいのです。
短くて軽い半棒の方が廻しにくい。
それが実感できるのは、正しく動けている証拠です。
うれしいことです。
このまま稽古を続けてほしいと思います。
自分の身長よりだいぶ長い棒を、器用に廻していらっしゃいます。
たいしたものです。お父さんズも見習ってくらさい。
六尺棒表
一本目 はつの
女の子のお父さん、前回は遅れていらしたので六尺棒表は初めて。
でも普通どおり、皆さんと一緒に稽古してもらいます。
前に立って、少し言葉で補足しながら一緒に動き。
しばらく繰り返すと、すぐにできるようになりました。
やっぱり回りに動ける人がいると覚えが早いものですね。
たとえ、注視しているのは前の示範だけだとしても。
おもしろいものです。意識の問題かと思います。
遅れてはいけない、という必死さのあらわれかもしれません。
二人一組になってもらって、しばらく稽古。
一人だと動けるように見えても、実際に相手がつくとまた違うものです。
でも、相手がついた途端に緊張しちゃうようなことはないでしょう。
横浜支部では、普段から普通に相対稽古をしていますからね。
でも、相手がついた途端に動けなくなっちゃう人もいるものです。
単独稽古しかしていなかったりすると。そりゃそうですよね。
でも、それは果たして武道なのか。個人的には甚だ疑問です。
二本目 せぐち
今日、初めて一本目を稽古した人もいます。でも、二本目。
#本部道場なら、1時間で一気に八本全部とか普通ですしね。
女の子は、来週いきなり三本稽古することになるでしょう。ふふ
基本的に一本目とほとんど同じ。二か所だけ違いあり。
その違いはなんなのか、という考察も一応お伝えしました。
表は、裏と違って勝ち負けがありません。
素振りを向かい合って行うだけ。
実際に棒と棒を打ちあうことで、間と間合いなどを学ぶのでしょう。
身長が同じで、同じ長さの棒を遣えば、お互いは対称になるはず。
打ち込みで棒を合わせたとき、対称形でなければ何かが違う。
自分ばかりが悪いわけでなし、相手ばかりが悪いわけでもなし。
よくよく研究する必要があるかと思います。
半棒表
六尺棒に集中しようかと思ったのですが、皆さんせっかくお持ちです。
軽くさらっと一通り稽古することに。
六尺棒のあとだと、半棒がおもちゃのように見えます。不思議な感じ。
掛かり稽古方式で一から六本目、七から九本目、十から十二本目。
基本的に一回ずつだけ。
終わってから注意。やり直しはなし。
やる前に言ってよ。注意したのなら、もう一回やらせてよ。
そんな考えもあるかもしれません。そして、それが普通かも。
でも、考えがあって敢えてそのようにしています。
注意されたことを、次回の稽古に活かせるかどうか。
厳しい稽古かもしれませんね。でも、すべては自分次第です。
そろそろ十二本通しで稽古したいな。と考えています。
それに裏もありますしね。ふふ。。。
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大石神影流剣術
構え素振り
やっぱり、級や段を取ると違いますね。自信がつくのでしょうか。
級や段は目的ではありません。でも、目標にはなるでしょう。
私が今は段位にあまり執着しないのは、他流他派他武道の段位を
すでにたくさん持っているからかもしれません。
それでも館長から証書をもらえれば、にへら。としたりします。
やはりうれしいものです。
他ならぬ、貫汪館の段位だからかもしれません。
陽之表
示範をしてから、二人一組で二本ずつ。
よう剣&げっ剣、無二剣&二生、稲妻&太陽剣。
陽と陰、陽と陰、陽と陰。。。
正当剣
一本だけ何回か繰り返し。だいぶ動けるようになりました。
二人一組なので、仕太刀だけでなく打太刀も。
打太刀も大事な稽古です。
たとえ導き手はできなくても、その動きだけでも。
仕太刀の動きをより理解するためにも稽古は必須です。
無意剣
正当剣もだいぶサマになったところで。次に進むことにしました。
無意剣です。
さてさて、陽之表の最難関。
手順も多いし、今までにない動きも多数あり。
打太刀も仕太刀も、ちょっと難しいかもしれません。
私としては、動ける相手役がいないので示範もできず。
果たして、どうやって皆さんに教えるべきか。
以前から温めていたアイデアを実行する日です。
(というほどのものでもありませんが。。。)
前に立って、皆さんと一緒に仕太刀の動きを繰り返します。
例によって、言葉で少しだけ補足。
何回か繰り返すと、なんとか動けるようになりました。
それから、さあ。打太刀で元に立って、掛かり稽古方式です。
皆さんは、先ほど練習した仕太刀の動きをトレースするだけ。
それに相手が付いて、ただ動きを対応させるだけのこと。
打太刀は私です。安心してください。
相中段から無構えになるタイミング。
三歩進んで附けに構えるタイミング。
請けて張ってまた附け。
右膝の上で請けて張って、突き二連続をいなし。
正当剣と同じように肘通りを斬って、喉に附け込む。
皆さん何回か繰り返すと、なんとか動けるように。
でも講習会では、示範だけして、あとはいきなり二人一組で稽古です。
それでも皆さん、できてしまう。仕太刀だけでなく打太刀もです。
集中力の問題でしょうか。意識、覚悟の問題でしょうか。
わからなくても、あとでまた教えてもらえる。
そんな甘えがあると、何度稽古しても覚えないものです。
それがたとえ無意識であったとしても。
いかに自己ときちんと向かい合えるか。律することができるか。
そこが問われるのかと思います。
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澁川一流柔術
履形 礼式
時間もありませんでしたが、稽古をしました。
体を動かせば暖かくなるかと思って、剣術のあとに。
でもやっぱり、そんなこともなし。
剣か素手かという違いだけで、体はずっと動かしているわけですしね。
暖かい人は暖かいままだし、寒い人は寒いままでした。
(ちなみに見ているだけの私は、どんどん寒くなる人です。)
示範して、二人一組で繰り返してもらいました。
皆さん、どうしても相手を押すところに意識が行ってしまいますね。
でも、そんなことはどうでもよくて。
それは、単に正しく動いた結果でしかありません。目的ではなし。
きちんと示範を見ていれば。いかに多くの手順があることか。
そしてそのどれをとっても、おろそかにして良い動作はありません。
短絡的に結果のみを求めることがありませんように。
澁川一流柔術は、至ってシンプルな形ばかりの柔術流派です。
その中で、礼式は異例に手順が多い形であると言えます。
そして、すべてのグループで最初に稽古をします。
目録に名称の記載がないにもかかわらず、です。
礼式がいかに重要な形であるか。
ゆめゆめ、おろそかにはできません。
しばらくは、礼式のみを稽古するつもりでいます。
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礼式の稽古を終えて、居合刀の準備をしていた頃。
女の子とお母さんがいらっしゃいました。
遠方での用事を終えられて、わざわざ見学にいらしたようです。
もうほとんど、稽古は終了予定時刻でしたが。
女の子のお母さんは、事情により稽古はされていません。
今年お会いするのはこれが初めて。新年の挨拶をいたしました。
お二人には、マットの上で居合の見学をしてもらうことにしました。
たとえ終わりの5分だけでも、見学だけにでも、来る。
素晴らしい心掛けかと思います。
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無双神伝英信流抜刀兵法
大森流
初発刀から逆刀まで。そろい抜きで、一回ずつだけ。
せっかく女の子とお母さんがいらっしゃいましたが、さくっと終了。
大森流十一本のうち八本を一回ずつ通しただけ。
もちろん、時間がなかったからなのですが。
私は独り稽古では、すべての業を一回ずつ通すだけです。
たとえ失敗しても、同じ業を二回は繰り返しません。
もちろん、稽古すべき形が多すぎて、時間が足りないからでもあります。
でもそれ以上に、一期一会を大事にしたいと考えているからです。
オーディションでも、試験でも、演武でも、プレゼンでも。
すべてやり直しの効くことなんて、人生には存在しません。
真剣勝負というのは、そういうものです。
たしかに稽古では、同じ動作を何回も何回も繰り返すことはあります。
それでも、もう一回やればいいや。そんな甘えからは。
一回一回がすべて真剣勝負です。
一回一回がすべて。二回、三回と数えるようなものではないのです。
すべて、一回の積み重ねです。
その瞬間、瞬間が大事なのです。
・・・と、考えています。
稽古にどのくらい集中できるか。
それはとても大事なことかと思います。
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定刻を少しだけ過ぎて、稽古終了。
女の子。柔術を稽古したかったー!とのこと。
来週、稽古しましょう。
稽古したい、稽古が楽しい。
そういったことは、とても大事かと思います。ありがたいことです。
「好きこそ物の上手なれ」と言いますしね。
(この際「下手の横好き」は横に置いておきましょう。)
六尺棒が三本入る袋を購入して。
皆さんの棒は、倉庫に置かせてもらうことにしました。
持ち運びは大変ですからね。とくに男の子のお父さん。
居合刀、大石神影流木刀、半棒、六尺棒、小太刀、鎖鎌を三人分。
いくら分担して持つにしても、大変すぎます。
皆さん、さすがに六尺棒は家では廻さないそうですし。
うん、それが賢明です。
我が家の寝室の天井の照明は、それはもうすごいことになっています。
でもそのお陰で、部屋の端っこで器用に廻せるようになりました。はい。
私の六尺棒は、これからも毎回持ち帰ります。
そして家で廻します。ぶんぶんぶん
お父さんズ。ようやく、ご自身の居合刀を購入することに。
大蔵大臣の許可が出たようです。ありがとござます。
手元に来るには2~3か月とか。
六尺棒の稽古も始まって、柔術も礼式を稽古して。
居合刀も自分のを購入して。
稽古の楽しみは、尽きることがありませんね。
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