師走に鎖鎌と順刀と

12月は師走。

私は走ったりはしませんが、めっきり寒くなりました。

つい先日まで、11月に夏日と騒いでいたのがウソのようです。


ヒートテックにズボン下を着込んでも、稽古着のままだと外は寒く。

上着に普通の茶色いジャケットを羽織ります。軍刀拵えが似合いそう。

普段、ジーンズのズボンに帯刀して稽古している身としては、

あまり違和感は感じません。

いっそ雪駄ではなくて革のブーツにでもするか。。。

でもそうしたら、刀ではなくて銃ですかね。あは


小太刀は持たずに鎖鎌を持って。

鎖鎌って、持ち運びがしにくいですね。

小さいし重くもないけれど、刃の部分がとても嵩張る。

エンカンブランスとはこのことか。

ちょうど入るトートバックもありますが、手持ちはめんどくさし。

試しに刀袋に突っ込んでみました。

黒い刃先がちょびっとだけ飛び出て、まるでカラス。かー

これが本物だったら大事ですが、ポリプロピレン製ですしね。

質問されたら、スマホでホームページを見てもらいましょう。


少し早目に到着すると、皆さんすでにモップ掛け中。

いつも手際が良くって助かります。

残念ながら、今回も男の子とお母さんはお休み。あらまあ。

風邪が長引いているようです。お大事にしてください。

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澁川一流柔術


棒廻し

いつもどおり進退。くるくるくると。


ちょっと声掛け。

その場で正面を向いて、足を動かさず体の左右でくるくると。

腰だけ回転します。回転? 向きを変えます。

胸で向きを変えると、上体にねじれが出て安定せず。

上体はねじらず、腰から上すべてを動かします。

鼠蹊部と膝と足首の柔軟性が必要です。

いや、ストレッチという意味ではなく。力を抜いて、柔らかく。

関節を伸ばして突っ立ていると、できません。

足腰は常に弛んでいることが必須です。これは棒廻しに限らず。

腕の力で回そうとすると、あっという間に疲れてしまうことでしょう。

腰の左右の旋回で廻します。腕は単なるバイパス。力を伝えるだけ。


その場で、右足だけ前後させながら。同じように。

その場で、左足だけ前後させながら。同じように。


いつもどおり、進退。同じように。

腕で廻すのではなく、腰の回転で。旋回で。進退で。

いつもと同じ動作が、いつもと違って感じられたら正解かも。

いつもそのように廻してほしいと思います。


半棒表

十二本を三本ずつ掛かり稽古方式で一通り。

後半はやっぱりまだまだですね。とくに打太刀は難しそうです。


一本目立会を少しおさらい。

一本目だから簡単、ということではなし。

武道の最初に習う形は、基本にして極意であることが多い。

最初の左に避ける一挙動目から、実際には難しいものです。

きちんとやろうとすれば、ということですが。

十二本覚えたから終わり!ではなくて。

これでやっと稽古が始められる、というものです。


提棒も少しおさらい。

皆さん、打太刀を崩す動きが難しいようです。

でも、できない部分を繰り返していてもできるようになるとは限らず。

できないことはやらない方がいい。

往々にして、単に悪い動きを身に付けてしまうだけに終わります。

できないのは、その前の入りができていないから。

原因を追究して、問題を解決する。なんにでも共通のことかと思います。

もちろん、繰り返す中で気付くということもあります。

でも、ただ回数をこなせば良いというものではありません。


一本目をマスターしたら二本目に進む。というものではなし。

できるところと、できないところと。

できる形を稽古していると、

できない形もいつの間にかできるようになっていたりして。

流派の体系とは、そういうものかと思います。


鎖鎌

形はやらず。講習会のお楽しみです。うふ

でも、手慣らしを少しだけ。

紐(というか縄というか。本来は鉄の鎖)の長さは、二間から二間半。

一間が約1.8mですから、3.6mから4.5mです。

4m前後の長さの紐を操作するなんて、普通はあんまりないかも。

#昔、縄[金票]を少し練習しました。リーリンチェイでおなじみ?

 縄の長さはだいたい同じくらいですが、難しくてまったくできず。

 九節鞭も練習しましたが、刀里加鞭をやるためだったので少しだけ。

 当時は回転する鉄の鎖を平気で首に巻き付けたりもしましたが、

 今は怖くてとてもできません。。。


鎌を左手に持って、右手で縄をたぐって。くるくる回して、ほいっと。

これだけの動作が、慣れないとなかなか難しい。

ただ縄をたぐるのも、たどたどしくて。

分童は、手首で投げようとするのではなくて、単に放すだけ。

回転の遠心力をリリースするだけです。

しばらく繰り返していると、だいぶできるようになりました。

こういった力の遣い方は、刀や棒にも応用できるといいですね。

技術というよりは、単なる意識の問題かと思います。

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大石神影流剣術


構え素振り

上段の構えを何度か繰り返すと、もう手がぽかぽかしてきます。

私だけ?

大腿四頭筋と広背筋は筋量が多いから発熱量も大きいですね。

でも、それでは掌がポカポカする理由にはなりません。

もちろん、別の理由ですね。

呼吸に合わせて、深く動きます。肚から。腕、肩は使わない。

切っ先の意識は忘れずに。


陽之表

掛かり稽古方式で七本通しました。示範なし。

いきなり。でもなんとか。

構えだけ指示して、三歩進みさえすれば、あとは体が思い出すものです。


二本目げっ剣を少しおさらい。

一本目よう剣が基本にして極意。

でも、よう剣は動作が単純で、逆に稽古がしにくいかもしれません。

げっ剣は、動作が多いので稽古がしやすいかもですね。

でも言うことは、どちらもただ一つ。

まっすぐに斬ること。ただそれだけです。

まっすぐに斬って、まっすぐに請けて、まっすぐに避ける。

なんか変? でもまっすぐです。それが大事。と思います。


審査形式

今回も審査形式を少し練習。

試合口は、最初の気合がなかなか出ませんね。

臆することなく、いつでもどこでも、いきなり肚から声を。

最初の第一声が大事かなと思います。静寂を破る、度胸。肚。

 

試合口は、最初に習うから簡単ということはなし。

エッセンスが詰まったとても大事な手数かと思います。

請けて、張り、突く。ただそれだけです。でも、だからこそ。

 

二刀と小太刀は、今回もやらず。

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無双神伝英信流抜刀兵法


大森流

初発刀から流刀まで一本ずつそろい抜き。とくにコメントはせず。

流刀も特別にはやらず。先週、だいぶ稽古しましたからね。


順刀

男の子とお母さんがいないので悩みましたが、稽古することに。


師伝は師伝できちんとお伝えして。

そのうえで、個人的な考えはオフレコでお伝え。

某所で少し話題になっていたりもするようで。

考えることは皆、同じですね。

私ごときでは、蛇に足ですが。。。

普通に考えて、流と順は仲良しですよね。

形の上でもとてもよく似ています。

そして、順と逆は対のペアだし、流と勢中も同じように対のペア。

そして大森流は極めて論理的で、技法はとても段階的です。

初発刀を基礎として、進退~流~順~逆~勢中~虎乱~抜打。

とても美しい流れを感じます。だんだん早くなる。速くではなく。

こういったところは、英信流と大きく違うところの一つかと思います。

業の一本一本だけを見ていては、気が付かないかもですね。

木を見て森を見ず。

十一本を通して、繰り返し繰り返し稽古していると、

どこかから聞こえてくるかもしれません。何が?


いくつかの形をお見せして、貫汪館ではこのカタチですと説明。

流刀も、前回いくつかの形をお見せしました。

もちろん、業のコレクターになってほしいわけではありません。

くれぐれも道に迷うことのないよう。予防接種的な意味です。


最後に初発刀を一本だけ抜いて、終わりにしました。

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来週も通常どおりの稽古です。

小太刀は不要です。鎖鎌をお持ちください。


風邪にはくれぐれも注意を。

厚着オッケーです。マフラーでも、カイロでも、マスクでも。

でもさすがに手袋は、すると稽古が難しいかもですね。あは


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