年に二回、体育館のワックス掛けを行います。3月と9月。
土曜の午前中はワックス掛けでした。
あれ、ついこの間やったばかりなのにな。という感じ。
月日が経つのは早いものです。
跳び箱やマットなどを運び出す
掃き掃除、水拭き
ワックス掛け(一回目)
ワックス掛け(二回目)
跳び箱やマットなどを戻す
という手順を、登録団体で分担します。
今回も横浜支部の皆さんと美人秘書に動員いただいて、
水拭きとワックス掛け(一回目)を担当しました。
皆さん、てきぱきと動いてくださるのでスムーズに終了。
全体を仕切ってくださるベテランの方の御蔭でもあります。
夜は、ピカピカの体育館で稽古。
貫汪館横浜支部は、いつも一番乗りです。
稽古前のモップ掛けも、いつもよりもスルスルと。
とても気分が良いものです。
出雲大社の奉納演武も無事に終えて。
体育館の床はワックス掛けをしたばかりでピカピカ。
皆さんが稽古を開始したのは昨年の11月からで、
まだ1年は経っていません。
でもなんだか二周目の感じです。
ということで、新しい形をたくさん稽古しました。
以前からずっとこの機会を待っていたのです。わくわく
--------------------------
澁川一流柔術
棒廻し
お父さんズは、その場で足踏みをしながら少しずつ進退。
お子さんズは、片手で跳ね上げて持ち替え。棒の中心を意識。
お母さんは姿勢に注意。仰け反らないよう。股関節に座る。
毎回10分ほど廻してもらっています。
つい単調になりがち。
でもあれこれと工夫をして、飽きずにできるよう。
棒廻しは、大事な稽古かと思います。
半棒表
腰車、提棒、笠拂
いきなり三本、新しい形。
最初の六本のうち四本は、一本目立会の変化。
他の二本は、立会とは違うけれど同じような形。
続くこの七~九本目は、いきなり毛色が変わります。
腰車
逆手で拂い、持ち替えて拂い、真っ向に打ち込む。
とってもワイルドですね。そしてとても棒っぽいかも。
打たれてからではなくて、打たれるところを拂う。
というのが立会系とは違うところでしょうか。
提棒
いきなり構えが違います。慣れないとちょっと恥ずかしい?
でも上手な人の構えは、極まっていてとてもカコイイ!
今までの形が打たれた/打たれるのに応じるのに対して、
この形は起こりを抑えます。ぼーっと待っていてはいけない。
そして、柔術的な崩しも入ります。
最後は打ち込みではなくて突き。
構え、入り、崩し、突き。
いきなり新しい要素が四つも!
半棒表の中でも、とても独特な形です。
稽古が楽しくて仕方がないですね。
笠拂
またまた愉快な構えから。
笠は頭にかぶるもので、傘は手に持って差すもの。
という解釈が一般的でしょうか。
でも漢字の遣い方は、時代によって違うものです。
常用漢字かどうか、という点も大きいですしね。
あまり細かなことを気にしても仕方ないかも。
この形の場合は、手に持って差す傘のことでしょう。
番傘、唐笠、蛇の目傘。和傘は時代劇ではおなじみですね。
天秤棒のように肩に担いで左右左と拂い。
笠をばっと開いて相手の眼をくらまして。
足をすくって倒れたところを、えいっと止め。
転がすところがポイントの一つです。
力任せでは倒れてくれません。
倒すというか、転がすというか、こかすというか。
“すくう”という表現がぴったりな気がします。
ひょいっとな。
新しい形を三本でしたので、少し長めに稽古しました。
--------------------------
大石神影流剱術
構え素振り
いつもどおり深い呼吸に合わせて動きます。肚から動く。
時間の関係で省略したいと思いながら、なかなかできず。
やはり皆さん、最初は固い。日常の延長な感じです。
そしてゆっくり静かに動くことを繰り返していると、
だんだんほぐれてきて。
力が抜けて、緊張が解けて行くのがわかります。
やっぱりまだまだ省略はできませんね。
いずれにしろ、基本です。
基本は、やらなくて良いということはなし。
上達すればするほど、その重要さがわかるかも。
陽之表
二生、稲妻、太陽剱
そしてまた新しい手数三本。
それにしても、
打太刀も仕太刀も知らない人たちを相手によく教えるな。
←自分
という感じです。半棒もそうですが。
手数によって、いきなり打太刀をやってもらったり、
いきなり仕太刀をやってもらったり。
ある程度動きがわかったら、交代して示範して。
それでもなんとかなるものですよ、はい。
二生
下段で気先を掛ける手数。手順だけなら簡単です。
でも実際に遣えるかどうかは・・・?
表四本目にして、とっても難しい業だなと感じます。
それもあって、しばらく稽古を進めませんでした。
でもまあ、やらなければいつまでもできませんし。
とりあえず、手順だけはお伝えして。
あとは各人の稽古にお任せするしかありません。
稲妻
いわゆる三段打ちです。
でも、小手~面~胴ではなくて、面~内腿~面。
おもしろいですね。大石神影流っぽい。
これは打太刀の請けの方が難しいかもしれません。
太陽剱
抜き面。以上!
・・・というわけにも行かず。
退きながら上段となってスカし、踏み込みながら真っ向。
大石神影流の送り足の進退、振りかぶりと振り下ろし。
動き自体は基本の素振りと変わるところはありません。
それさえできていれば何も難しいことはないのですが。
この手数のキモは、間と間合いの見切りかと思います。
それこそが、相手を付けて稽古する意味。
動作自体は、独りで稽古できるものです。
ただ身長や木刀の長さが違うと、型通りには難しいですね。
今回は掛かり稽古方式なので皆さん苦労されました。
身長が同じくらい同士の相対稽古ならやりやすいかと思います。
またまた新しい形(手数)を三本。
一度に一本ずつ、とかのんきなことはしたりせず。
きっと皆さん、脳汁が出まくりだったかと思います。
そうそう、今回は皆さんに小太刀を帯びて稽古してもらいました。
実際に遣いはしませんでしたが、来週の講習会に備えてです。
最初は邪魔で違和感があっても、すぐに慣れて。
最後には、小太刀があることも忘れていたかもしれません。
来週の横浜講習会では、二刀と小太刀も稽古します。
楽しみですね。
--------------------------
無双神伝英信流抜刀兵法
英信流表
横雲、虎一足、稲妻
またまたまた、新しい業を三本。
来週の講習会で、詰合を稽古するのに備えてのことです。
まずは居合膝の座し方から。
でも皆さん、それほど苦労されていない様子。
痛くて座れない、という方はいませんでした。
なんだかちょっと拍子抜け。
でも良いことです。
表三本は、初発刀ができればできるかも。
虎一足は少し形が違いますが、陰陽進退で稽古済みです。
あとは、相手に応じることができるかどうか。
それを詰合で稽古するのでしょう。
素抜き抜刀術は単なる独演型。
本来は独りで稽古して、ときおり手直しをしてもらい。
せっかく相手がいれば、太刀打や詰合を稽古したいですね。
居合も新しい業三本でしたが稽古は15分だけ。
棒と剣で時間をたっぷりと使ってしまったもので。
でも十分だったかと思います。15分なのに十分。てへ
--------------------------
8時を5分ほど過ぎて稽古終了。
ドリカムの吉田美和にそっくりと評判の男の子の美人のお母さん(※)が、
とっても楽しかった。時間があっという間でした。
といつもの素敵な満面の笑みでおっしゃられ。
いつもは楽しくなくて、退屈で長く感じているのだろうか。
たしかに繰り返しばかりだしな。。。
なんて思ったりしたりしなかったりしたのでした。
※そっくりなのは、男の子ではなくてお母さんの方です。
頭が赤い魚を食べた猫 ←5パターンの解釈あり
新しい形を稽古するのは、やっぱり楽しいものですよね。
アハ体験とは違うけれど、なんかそんな感じ。
脳みそはいつも刺激を求めているのかな、と思います。
同じ業の繰り返しも、楽しいものですけれどもね。
同じ業でも新しい発見は常にありますし。
二周目からこそは稽古日記を短く!と思っていましたが、
やっぱり今回もダメでした。。。
次回もメゲズにがんばります。
来週は横浜講習会です。
無双神伝英信流抜刀兵法の詰合
大石神影流剱術の陽之表、二刀、小太刀
を稽古する予定です。
<<前の日記:貫汪館20周年記念 出雲大社奉納演武
>>次の日記:貫汪館 横浜講習会