朝の出勤時は、コートを着るのが少し億劫になってきました。
かと言って、スーツの上着だけではさすがにまだ寒く。
そしてなんだか目がかゆく、鼻がむずむずします。
春遠からじ そして花粉は来れり
せめて春が来てからならまだいいのになあ。なんて思ったり。
私の場合は、ずーんと来る頭痛がたまりません。あと微熱も。
今日は、男の子とお父さんお母さんはやんごとなき事情によりお休み。
女の子とお父さんとの稽古です。
マンツーマンならぬ、マンツーツーです。いみふ
---------------------------
棒廻し
間違えた動きでも、慣れてくると上手にできるものです。
でも正しい動きに直そうとすると、とたんに下手に。
それに耐えられず、つい元の間違えた動きに戻してしまう。
それではいつまでも上達できません。上達ではなく、下達。
箸の遣い方が最初から上手だった人はいないかと思います。
子供の頃に、正しい持ち方を教えられてもなかなかできず。
つい、自分の持ちやすいよう、遣いやすいように覚えて。
子供の手は小さく、指は短く。それも仕方がないですよね。
正しくはありませんが、用は足りて、ついそのままに。
大人になって正しい持ち方に直そうとすると、ぎこちなく。
今までできていたことができなくなるのはつらいものです。
つい、元の持ち方に戻したくなって。
でも、それではダメですよね。
間違えた方法では、限界があります。
より高みを目指すためには、正しさが必要です。
より高みを目指せる方法のことを、正しさと呼ぶのでしょう。
基本をどれだけ正確にできるか。とても大事なことです。
目先にとらわれず、きちんと上達できるように。
努力は裏切らないと言います。
でも、間違えた努力ではいけない。正しく努力しましょう。
---------------------------
大石神影流剣術
構え素振り
呼吸に合わせて動きます。
まじめな皆さんは、体をきっちりと固めてしまいがちです。
吐くことで、全身を弛める。これがわかるといいのですが。
試合口五本
お二人だけだったので、お二人で組んでいただきました。
演武形式で五本通します。
いきなりでしたが、とても上手にできました。
でもなんだか、あんまりです。
無難にこなしているだけというのでしょうか。
手慣れた様子で、ぱっぱと次へ進んでしまいます。
最近おこなっている、回り稽古の弊害もあるのでしょう。
あまり、真剣味を感じられません。
動作そのものはもちろん大事ですが、間はとても大事です。
動作と動作の間。あいだ。ま。
距離と距離の間は、空間。
時と時の間は、時間。
人の間は、人間。
どれもとても大事です。
近すぎても、遠すぎてもいけない。
早すぎても、遅すぎてもいけない。
TPOに応じて、ちょうど良くなければ。
もしも木刀と木刀の打ち合いではなく、
真剣を持って向かい合ったらどうでしょうか。
同じように簡単には動けないかと思います。
真剣を想定する。それが真剣、ということなのでしょう。
そういったお話をして、もう一度通していただきました。
格段に良くなりました。
もちろん、演武として見映えがするとかいうことではなく。
心の問題かと思います。大事にしていただきたいと思います。
---------------------------
無双神伝英信流抜刀兵法
大森流 初発刀
呼吸を意識して、呼吸に合わせて動きます。
息を吸いながら、大きな力を出すのは難しい。
吸いながら集まり、吐きながら広がる。
動作の意味を考えましょう。動作を体で感じましょう。
どこで吸い、どこで吐くべきかは自然とわかるはずです。
今日はお二人だけだったので、稽古はさくさくと進み。
初発刀はいつもよりも多めに稽古することができました。
密度も濃かったかもしれません。
でも人数が多くても少なくても、いつも同じくらい真剣に、
集中して、濃い密度で稽古ができるといいですね。
さすれば上達はすみやかなことでしょう。
---------------------------
来週3/7は都合により稽古なし。
再来週3/14は県立武道館での稽古です。
皆さん、県立武道館は初めてだそうな。楽しみですね。
私も久しぶりで、なんだか楽しみです。