棒回し
いつもどおり棒廻しの稽古から(ただし今年から)。
2回目3回目の稽古ですが、皆さんだいぶサマになってきました。
前回まではあまり細かく説明しませんでしたが、今回は少し説明を。
普通、最初に細かく説明して、あとからだんだん説明を省略していくものかと思います。それとは逆ですね。
ただ、最初にあまり細かな説明を聞いて、頭でっかちに凝り固まってほしくない。
なんでも耳で聞いて頭で覚えて、それでできた気になってほしくない。
まずは自分の感覚を大事にしてほしい。
そのうえで少しずつ修正をしていってほしい。
そう考えています。
常に求める心が大事です。求道心
お腹が空いているときに与えられれば、なんでも美味しく食べられて効率よく吸収できます。でも、まだお腹が空いていないのに与えられても美味しくないし、吸収もできないですよね。
・・・デザートは別腹かもしれませんが。
早くもとっても上手に廻せるようになった方と、まだまだぎこちない方と。
人によって違いはありますが、それぞれ自分のペースで稽古していただければと思います。他の人と比べる必要はありません。
棒を握り締めて自分でコントロールしようとするのではなく、
棒の自由にさせてあげるといいと思います。
ころころと転がすように。
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大石神影流剣術
構え素振り
足の踏む位置、つま先の向き、膝の向き、腰の高さ、へその向き、重心の位置、肩の位置、肘の角度、手首の角度、顔の向き、エトセトラエトセトラ...
言葉で書くとキリがありません。
でもやっぱりパッと見て、キマッテイル人ともう少しの人と。
構えに限らず、基本は「無理・無駄がなく」「楽に楽に」ということかと思います。
でも、自分のやりやすいように好き勝手に、という意味ではありません。
達人ならそれでもいいのかもしれませんが。
まずは自分の体と向かい合ってほしいと思います。
この思うようにならない自分の体と。
でも体の方は体の方で、もっと上手く指示を出してくれよと思っているかもしれません。
試合口五本
チビッ子剣士ペアに示範をしてもらいました。うん、いいですね。
でもだんだん、指摘してもなかなか直らない点も出てきました。
これからが課題ですね。
好き勝手にやるのではなく、考えながら稽古してほしいと思います。
教える方もがんばりますので。
あらかじめ決められた手順をただなぞって動くのではなく、
瞬間瞬間の状況に応じて動いてほしいと思います。
頭は使わず、心と体で。
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無双神伝英信流抜刀兵法
大森流 初発刀
いつもどおり、最初に抜いて見せて、一緒に抜いて。
ゆっくりと抜いていますが、動作が区切れないように。
パッと動いてピタッと止まる。キレがあってメリハリよくて。
そういうものは求めていません。
外からは止まって見えても、中は常に動いているように。
途切れない動きと心。ころころと転がるからココロとか。
頭で考えている間は、心は止まってしまうようです。
ドントシンクフィーーーーーールってやつでしょうか。
・・・なんて書いていると、頭がダメで心が良いと読めるかもしれません。
でも、
心こそ心迷わす心なれ 心に心心許すな
なんて歌もあります。難しいですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/不動智神妙録
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来週は横浜講習会です。通常の稽古はありませんので、ご注意ください。
翌日は立身流抜初演武大会へ演武に行って参ります。