男の子、お父さん、お母さん、女の子、お父さんの参加です。
女の子は今年初参加なので、新年のご挨拶。よくできました。
でもって今回から道衣と袴も用意されました。着付けもばっちりです。
よく似合っていらっしゃいました。
前回、棒廻しを稽古しました。
もしよければ棒をご用意くださいとお話したら、皆さんご用意してくださいました。
ありがたいことです。これで、一人で棒を何本も持って来なくてもすみます。
さっそく皆で棒廻し。
五人並んでくるくると廻します。なかなか壮観。
前回は、皆さんかなり苦労されていました。
今回は、とりあえずその場で同じ向きでくるくる廻してもらうことから。
でもって慣れたら、反対を向いて同じようにその場でくるくると。
さらに慣れたら、一歩進んで体の左右を入れ換えながらくるくると。
でも一歩進むと、廻す向きが逆になってしまったりして。そうそう、なるなる。
本当は理屈は簡単で、体の前で八の字(無限大マーク∞)を描くのを、
真ん中から半分に折って体の左右に配置するだけ。トポロジー
持ち替えがややこしいですけれど、片手で持ったままでもできます。
片手から片手のバトンタッチでもできます。
さらに言えば、別に手は無茶苦茶でもできるし、回転は一回でも二回でも三回でもできます。
だんだんできるようになってきたら、より正確に、そしてより精確にできるように稽古すればいい。
最初からあまり難しく考えないことです。
武術武道に間違いとかないですから。競技はどうか知りませんが。
半棒を廻してもらっていましたが、途中で順番に六尺棒をお貸しして廻してもらいました。
半棒が廻せれば、六尺棒も廻せます。ちょっと長くて、ちょっと重いだけ。
ただ、質量がありますからそんなにひょいひょいとは廻せません。
ゆっくり、重さを利用して廻します。
でもってまた半棒を廻してもらいます。そうすると、あら不思議。
さっきまであんなに苦労していた半棒が、とっても短くて軽く感じますね。
感覚なんて、そんなものです。
でも本当は、軽くて短い物を廻す方が難しいのですけれどもね。
それは感覚がより鋭敏になれば、おわかりいただけるかもしれません。
棒廻しという単純な動作。
棒の扱いに慣れているはずの方が苦労されて、初めての方が上手に廻したりして。
やはり力のない女性、感覚が繊細な方はお上手ですね。
うらやましいことです。
私も上手になりたくて、昔は毎日、廻していました。10分ずつとか。
あ、今でも毎日廻しているんだった。朝に昼に夕に夜に寝る前に。
床に置いてある棒が目に入ったら、くるくるくるっと左右で二三回廻すだけですが。でもってまたすぐに床にぽいっと。
うちなんちゅの方の家の玄関の脇には巻きわらが差してあって、出掛けるときと帰って来たときにそれを何回か突くのと同じようなものです。ちがうか。
じゃあ、帰宅したら手洗いうがいをするのと同じような感覚です。てへ
さて、今回もお早めにお越しいただいた時間で棒廻しなんて思っていたら、気付くと30分も経ってしまいいました。
いつもより少し遅れて、稽古開始です。(いや、棒廻しも稽古なんですけれどもね。)
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大石神影流剣術
構え素振り
あれ、なんだか皆さんお上手ですね。
呼吸も深いし、リラックスできているし、腰も落ちています。
動きも、小手先ではなくて体が中心になっている。
ああ、やっぱり棒廻しの効果でしょうか。不思議ですね。
→実際には不思議とも何とも思っておらず、当然のことと思ってます。
いつものアドバイスも、するっと飲み込んでいただけるようです。
よかったよかった。
棒廻しは柔術の基本動作でもありますし、剣や居合にも効果があると思います。
一見何の関係もなさそうな、こんな単純な動作がなんでなんでしょうかね。
おもしろいですね。
でもけっきょく、いかに上手に体を遣うか、ということなのかと思います。
剣を持つと、剣に意識が行ってしまいます。つい、斬ろうとします。
でも棒廻しは、棒を廻すという単純な動作だから変な意識や力みが出にくい。
ただただ単純に、棒を廻します。
そしてそれが、体の中心や道具の重心、感覚などを敏感にしてくれます。
合理的な力の遣い方も。
もちろん、棒の重さを利用した動き方をすることが前提です。
腕の力でぶんぶんと振り廻していては、求める稽古にはなりません。
六尺棒なんて重いですから、中心を持ってくるくると廻してあげれば、
自重だけでも十分な威力を発揮してくれることでしょう。
剣なんて、刃がついているのですから当てて引くだけで斬れます。
ましてや大石神影流の剣は長くて重いのですから、すっと上げてほいっと下ろすだけでいい。(相手がいるのはまた別の話として)
剣の邪魔をしてはいけない。と思います。
試合口五本
今回は女の子に仕太刀をしてもらって、五本を通して演武。
いきなりですが問題なし。よく覚えてますね。
でもって今回は女の子のお父さんに打太刀をしてもらって、
一本ずつ仕太刀をやって見せました。
稽古は、ちびっ子同士でペア、お父さん同士でペア、私はお母さんとペア。
打太刀と仕太刀を三本ずつやってもらいました。
皆さん、だいぶお上手になられました。
今後は、手慣れた稽古にならないよう注意していただきたいと思います。
悪しき型稽古にならないよう。 一回一回が真剣勝負です。
気付くともう終わりの時間。あれま。すみません、少し延長で。
休憩なしで、そのまま居合の稽古です。
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無双神伝英信流抜刀兵法
大森流 初発刀
いきなり皆で一緒に抜きました。でも皆さんとってもお上手。
やっぱり棒廻しの以下(ry
時間がないからと、急いで慌てて稽古してもダメです。
荒れた業は良くない。体がそれを覚えてしまいます。
体には常に良い業のみを通してほしいと思います。
悪い動きを体に覚えさせないよう。良い動きのみを体に教えましょう。
せっかくの自分の体です。
皆でそろって抜いて、一人ずつ向かい合って抜いて。
あっという間に15分。
かなりゆっくり抜いているので、1本1分半として10本くらいでしょうか。
同じ動作を一万回繰り返すと上達するなんても聞きますが。さて
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棒廻しも含めて、ちょうど1時間30分ほどで稽古終了。
道衣と袴の下は、うにくろの極暖の上下を着ていましたがやっぱり寒くて。
これはとても一人では続けられないですねえ。とお母さん。
そうなんです。
独りぼっちの稽古は、精神的にもいろいろときついのです。
でもって、暑いのと寒いのは肉体的にきついのです。
南の島には、
雨が降ったらお休みで 風が吹いたら遅刻して
なんていう大王もいらっしゃるようですが。
体育館には空調がありません。夏は暑くて、冬は寒いです。
でもそこで稽古していると、業だけではなくて他にも何かが身に付くかもしれません。やせがまんとか、高楊枝とかそんなのではなくて。
でも無理は必要ありません。温石でもヒートテックでもなんでも利用しましょう。
寒いねーと笑いながら稽古できるといいなと思っています。
来週も通常通りの稽古です。
暖かい服装でお越しください。
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なんだか突然、カウンターがやたらと回っていました。
まさか、これも棒廻しの効果か!?なんて思ったら、そんなわけもなく。
なんでかなーと思っていたら、御大がつぶやかれたみたいですね。
さすが一言主様、効果絶大。
でもって召喚?されたみたいですが、私はなまにくそっちのアカウントを持ってなかったりするのです。すみません。
ちなみに、ちっこいのに三尺刀を抜く人は学生さん時代から存じ上げていたりするのですぐに気付くのです。当時は普通の長さの刀を抜いてらっしゃいました。今でも普段はそうか。
でもって実は、護国神社の奉納演武も見に行きました。
先代の師家が目の前の椅子に座られたのにはびっくらしましたが。
近場の武道関係の大会はちょくちょく観覧にうかがっています。
気まぐれなので全部ではありませんが。