初夢は館長から抜き付けの指導を受けました。
ちなみに五尺五寸の刀でしたが、普通に初発刀で抜いていました。
どう考えても、身長に近い長さの刀は抜けません。さすが夢
正月三が日も明けやらぬ三日から、稽古初めとなりました。
(稽古初めではなくて稽古始めか初稽古だろうという声が聞こえてきますが、生温かくスルーすることにします。)
ちなみに日本武道館では、1月12日(日)成人の日に「鏡開き式・武道始め」が行われるそうです。
http://www.nipponbudokan.or.jp/shinkoujigyou/gyouji_05.html
演武は古武道ではなくて現代武道の弓道、剣道、合気道、少林寺拳法、柔道、空手道、相撲ですが、鎧を着た人も出てくるようです。
入場無料でおしるこ会もあるようですが、私は行ったことがないので詳細はわかりません。
(合気会本部の鏡開きには十数年前に行ったことがあるのですが、おしるこ代を払って入場したのに席がなくておしるこを食べそこなったのは苦い思い出です。)
つい先週も稽古したし、年末年始も変わらず毎日自宅で一人稽古していたので、あまりお正月という感じも稽古初めという感じもしません。
それでも、世間一般では年末ギリギリと年始早々なのにもかかわらず稽古に参加していただけるのはとてもありがたいことです。
今回も、男の子と、お父さん、お母さん、女の子のお父さんの参加がありました。(年始の挨拶はきちんとできました。よかった。)
お母さんはまだセキが出るとのことで、マスクをしての参加です。
熱心なことで頭が下がります。
女の子とお母さんは年末に続いてお休みです。
女の子のお父さんには、名古屋西支部からわけていただいた大石神影流の木刀をお渡ししました。
鍔も例によってあらかじめ購入して削って合わせておいて、鞘もお手製の物を準備しておきました。
下げ緒はご自分で用意してくださいと申し上げると、もうお持ちになっていました。用意の良いことです。さっそくお付けします。
さあこれで貸し出し用の木刀を持って来なくて良いから荷物が軽くなっていろいろと持って来れるぞ!
と思うまでもなく、今日は六尺棒と半棒を持ってきていたのでした。
さっそく皆さんに棒をお渡しして、廻してもらいます。
握ったまま回すのなら簡単なのでしょうが、くるくると持ち替えるので見て取ることもできません。
バトントワリングとかやっていた人なら簡単なのでしょうか。
ちびっ子は見よう見まねでクルクルと廻しますが、いつの間にか逆回転になったりして。
大人は例によって、理解してからでないと動こうとしません。
失敗したり間違えると恥ずかしいと思うのでしょう。
習いごとの際には、赤ちゃんか子供になったつもりが良いのではないでしょうか。やり方なんてどうでもいいから、まずは棒と友達になってもらえたらと思います。少なくとも私は、間違えたり失敗したりでは怒ったりしませんので。
恥ずかしがる必要もありません。皆さん初心者です。
来週もまたお持ちします。
稽古前に棒を廻して遊びましたが、皆さん今回も早めにお越しいただけたので、いつもどおりの時間に稽古開始です。
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大石神影流剣術
構え素振り
正直、単調でつまらないだろうななんて思ったりもしますが、皆さんけっこう真剣に稽古されています。
実際、剣を中段や上段、下段に構えるだけでも簡単なことではありません。
言葉であれこれと説明したりしますが、なかなかスパッとできる人はおらず。
先の手数を稽古するようになれば構えの意味もわかって、もっと稽古しやすくなるのかもしれません。
でもあまり急いでも良いことはありません。急がば回れ、とも言います。
もうしばらく時間を掛けて稽古しましょう。
試合口五本
男の子に仕太刀をしてもらって、五本を通して演武して見せました。
いきなりですが問題なく。よく覚えてますね。
その後、お父さんに打太刀をしてもらって、一本ずつ仕太刀をやって見せました。
ちなみに、
打太刀(うちたち)は、(だいたい)先に打ち込んで負ける方です。
仕太刀(したち)は、(だいたい)後から受けて勝つ方です。
よく、
武道は先に動いた方が負ける(キリッ)
なんて言う人がいらっしゃいますが、
大石神影流の場合は仕太刀から先に打ち込んだりする手数もけっこう多くて、それが手数を覚えにくい理由の一つだったりもします。
ちびっ子とお母さんにペアになってもらいましたが、やはり身長差があるとやりにくそう。
ただ、間と間合い、力と体格の差などを克服するのも武道の眼目の一つです。
もちろんいきなりできることではありませんが、それも稽古と思っていただけたらと思います。
お父さんとお父さんペアは、いい感じで稽古されていました。
ただ男性同士だと、ついムキになって力比べ速さ比べになってしまいがちです。そこだけ注意してもらえればと思います。(それはそれでおもしろいんですけれどもね。)
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無双神伝英信流抜刀兵法
大森流 初発刀
例によって一回抜いて見せて、あとは延々と一緒に抜きました。
やはりシュバッとかっこよく抜き付けようなんて想いが前面に出ると、
見えるところ(上とか前とか外)ばかりに気が行って、
見えないところ(下とか後ろとか内)はおろそかになりがちです。
すべては陰陽相済。見えないところの方が大事だったりします。
星の王子様も「本当に大切なものは目に見えない」と言っていたそうです。
それに宇宙にはダークマターが多く含まれているそうですが、
それよりも大半はダークエネルギーでできているそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ダークエネルギー
ちょっと違うか。
でも重力も誰にでも感じることはできますが、誰にも見ることはできないですよね。
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前回同様1時間20分ほどで稽古終了。
皆さんのお帰りをお見送りします。
さて今回の独り稽古は、六尺棒と半棒と抜刀術。渋川一流柔術の武器術の一部です。
家でも毎日稽古しているのですが、普通の和室なので天井とか気になって普通には動けず。(これ以上照明やら何やらを破壊するわけには行きません。)
たまには伸び伸びと動きたい。六尺棒を思う存分、延々と繰り返しました。
間を置かずに繰り返したので多少息が上がりましたが、寒いのは変わらず。
でも抜刀術を稽古すると、とたんに寒さを感じなくなりました。不思議ですね。
弓道を習ったときには、普通の立射を覚えて、弓道はもうこれでほとんど全部だから。と八段範士の先生に言われました。
ああ、弓道は奥が深いんだなあ。と思いました。
武道の世界では免許皆伝をゴールととらえる方もいらっしゃいますが、
スタートととらえた方が良いとも聞きます。
車の免許を取って、俺は偉いんだ!という人がいたら滑稽ですよね。
免許を持っている人は大勢いますが、運転の上手下手、プロアマは存在します。
免許を持っていない人にはえばれるのかもしれませんが、ただそれだけです。
毎日6時間以上稽古している人は、現代武道やスポーツの世界にはざらにいらっしゃいます。
わたしなんぞは家族が寝てから稽古したり、ごめんご飯ちょっと待って!なんて言いながら毎日2時間弱の稽古がせきのやまです。
でも仕事もしないといけないし、組織運営もあるし、稽古日記も書かないといけないし(これは違うか)。
できることをコツコツとやるしかないかなあ、と思っています。
今年はひつじ年です。漢字だと未。いまだ、~ず。
来年はさる年。申。のばす。まっすぐに引きのばす。曲がりをためてまっすぐにする。意見や気持ちを外に出して展開する。などの意味があるようです。
新年早々、来年の話をして鬼を笑わせてみました。
今年も相変わらず、倦まず弛まず淡々と稽古して行こうと思っています。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。