今日は子供の土曜参観の日でした。授業参観の一種ですが、オープンスクールとも言って地域の方が自由に授業風景を見ることができるのだそうです。そうは言っても、わざわざ見に来る人はあまりいないのではないかと思います。見ていても、あまりおもしろいものではないですしね。
見に行ったのは体育でした。体育館でマットと聞いていたので楽しみにしていましたが、行ってみるとグラウンドでソフトボール。うーん、おもしろくない。
学校の体育というのは、できる子はできるし、できない子はできないままな気がします。大した手本を見せてくれるわけでもなく、方法を教えてくれるわけでもなく。自分で工夫する機会を与えられるわけでもなく、たいした時間を費やすわけでもなく。運動が苦手な子はコンプレックスになって、どんどん苦手になるばかりです。つい、武道の稽古ではそうならないように、などと考えてしまいました。
本屋に行くと、剣道日本が並んでいました。スキーの会社が出す剣道の雑誌に居合のコーナーがあるって、おもしろいですよね。いつも居合のコーナーだけ立ち読みしています(すみません)。今回は館長の記事が載っていたので購入しました。先週の出雲大社でゲラをまだお持ちだったのに、もう印刷されて各地で販売されているのがすごいなと思いました。DTPってやつのおかげでしょうか。
さて夕方になって体育館へ。先週と同じく圧腿と長拳基本功と五歩拳から。毎日家で練習しているだけあってだいぶ上手になりました。このまま大きくなったらいずれ古武道も。。。なんて思っていますが、さて。
子猫と美人秘書は先に家に帰って、やっと自分の稽古。
無双神伝英信流抜刀兵法 大森流、英信流表、英信流奥、太刀打、詰合、大小詰、大小立詰
大石神影流剣術 試合口、陽之表、陽之裏、三學圓之太刀、鑓合、長刀合、棒合、鞘ノ内、二刀、小太刀
渋川一流柔術(の武器術) 抜刀術、半棒表裏、六尺棒表
一人で黙々と一時間半弱。前回は時間と体力の都合もあって省略してしまいましたが、今回はまたいつもどおりのフルコースです。(今回の稽古日記には「出雲大社奉納演武後の稽古」なんて仰々しいタイトルをつけてみましたが、なんてことはないいつもどおりの稽古です。)
いつも太刀打や手数では速すぎると注意を受けますが、居合刀だと重いので手先では動かせずちょうどよい間になるようです。それでも稽古後に右手が少し張ったのは、まだ未熟な証拠でしょう。
出雲大社の奉納演武では、ぶっつけ本番でも上手く合わせることができたかと思います。業とか手数のことではなくて、礼とか入退場とか間の取り方のことです。業や手数は、お相手によってやりやすい、やりにくいがやっぱりあります。普段よく手合わせしているかどうかもありますし、体格や性格の違い、技量の差などもあるのですが、やはり心の働きが大きいような気がします。新春の演武会のことなどを考えながらの稽古となりました。
外は真っ暗でだいぶ涼しくなりましたが、それでも動くとまだけっこう汗ばみます。稽古中はとくに水分補給はしませんでしたが、帰りがけに自販機でネクターを買って飲みました。うーん、甘露。
家に帰って聞くと、先に帰った我が家の子猫も同じのを買って飲んだのだそうです。やっぱり血筋ですね。あと20年もしたら、同じように出雲大社で奉納演武をしているのでしょうか。ちょっとおもしろい想像をしてみて、頬がゆるみました。