澁川一流柔術
棒廻し
皆で黙々と廻しました。
お借りした六尺棒は少し細くて軽くて、いつもと少し違う感じがしました。
館長から指摘されて、腰をもう少し落とします。腰高なのがなかなか直りません。
腰を落として、結果として歩幅はもう少し広く。
腰を落とすとつい力みがちになるところを、なんとかこらえます。
下を重く、上は軽く。足の裏に重心を感じます。腕には力感なし。
でもしばらく廻していると、前腕に張りを感じました。まだ無理があるのでしょう。
六尺棒表
はつの、せぐち、すんげ、いせん、ゆうか、やみ、かすみ、はつか
不思議な形名です。漢字もわかりません。方言なのでしょうか。
形の内容との関連もまったく不明です。
どれも基本的に同じだけれど、だんだん間が詰まって打ち込みが早くなります。
と、お相手いただいた兄弟子から教えていただきました。
なるほどたしかに。大森流にも通じる感じです。
最後に突く場所がそれぞれ違います。急所の名前も独特でおもしろいですね。
上段、中段、下段、麒麟、血の珠、左三枚
半棒表
槍の半分の長さだから、半棒とか。他では、弓折れという言葉もよく聞きます。
一本、なめらかに動けない形がありました。兄弟子にコツをお聞きしました。
なるほど、なっとく。がってんがってn
最後は寸止めではなく、打太刀が受けるのがいかにも棒な感じです。
ぼーっとしていると受けるのを忘れて、頭をかち割られそうになります。
刀の受ける位置が違うと指摘を受けました。直さねば。
頭ではわかっても、ついとっさには前の動きが出てしまいます。
無意識にできるようになるまで繰り返さねばなりません。
あるいは、きちんと得心が行けば、その場で直るのでしょうか。
素直でない心を直すために、動作を何度も繰り返すのかもしれません。
少しずつ直るというよりは、あるとき、ふとできるようになる。
それは、心のコリがほぐれた瞬間なのでしょう。
鎖鎌
鎖の代わりに麻縄で代用。
巻き付けられた腕が赤くすりむけるのがちょと困ります。
帰りの新幹線が恥ずかしい。家でも、なにをやってきたのかと聞かれたりして。
今回も真っ赤になりましたが、幸いそれほどはひどくならず。
首に巻き付ける形もありましたが、こちらも痕にはならず。
本職の縄を利用しているのだとか。なんの本職かは、聞いてはイケナイ。
一番扱いが簡単なのは、徒手です。そもそも何も持っていないし。
剣は、短いからまだ扱いやすいかもしれない。
棒とか槍は、長いから慣れが必要。
両手に持つのはまた別の難しさ。投げるのもまた違う。
縄や鎖は、柔らかいからコントロールするのが難しい。
いずれも、コントロールするのに力みは大敵です。
柔らかいものはとくに。上手く扱えるときは、力みがないとき。
講習会も三日目で、疲れて力みが上手に取れていたのかもしれません。
そもそも、コントロールしようなどとは考えてすらいませんでした。
打込(対懐剣)とその応用、居合(対刀)とその応用
それぞれ返投と巻返を稽古しました。早手も。
袴がやたらとずれて困りました。左にどんどん回ってしまいます。
受け身で畳とこすれるからのようですが。でも他の方はそうはなっていません。うーん。。。
講習会が終わって、館長に三尺二寸の居合刀をお借りして初発刀を抜いてみました。
なんとかできましたが、抜き付けと納刀で切っ先がやや引っ掛かりました。
まだまだです。
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帰りは、名古屋西支部長と新幹線。
とりあえず切符を買って、お土産を買うのにそれぞれわかれて。
あまり時間がありませんでしたが、名古屋西支部長もなんとか間に合いました。
もし間に合わなかったら二人分の座席を悠々と独占!と思ったのですが。
冗談です。ちっ
禁煙席は満席でしたが、幸い喫煙席が空いていました。あまり気にしません。
昔は喫煙車両は、通路が煙で白くなるくらいでしたが、今はそんなこともなく。
禁煙席よりも空いていて、しかも喫煙している人もほとんどいなくて快適だったり。
それでも帰宅すると、タバコ臭いから近寄るなと言われました。嗅ぐとたしかに。
子猫のようにまとわりつく子供の相手をしながら荷ほどきをしてシャワー。
お土産に約束のレモンケーキを渡しました。三連休の代価としては安いものです。
来週の稽古はデンさんお休みです。
一人で今回の講習会の復習をしようと思います。
H26.7.27