南山大学教授 榎本鐘司先生の講演を聴きに、長野まで行ってきました。
特別講演
松代藩に伝えられた武術 北信濃における「信州伝 無双直傳流」の伝承について
日時:6月7日(土)
時間:16:00~17:00
場所:信州松代ロイヤルホテル
費用:入場無料
入場:人数100名
講師:南山大学教授 榎本鐘司先生
http://www.matsushiro-year.jp/modules/eventguide/index.php?action=EventView&event_id=197
内容は、平成6年に発表された榎本教授の論文の説明でした。
北信濃における無雙直傅流の伝承について:江戸時代村落の武術と『境界性』
論文については以前から存じ上げていましたが、もう20年も前になるのですね。
一部ではすでに常識になりながら、それでもまだご存じない方も多い気がします。
世間の常識と最先端の研究との深いギャップは、なかなか埋まらないものです。
南山大学で数年前に入手されたという「正継流の絵伝書」の一部のコピーも配布されました。
大小詰は、業名が朱書きで訂正されており、業が一つ抜けてずれていました。
絵師に頼むからこういった間違いもあるのだろうとのことでした。
講演会は、松代藩文武学校武道会の行事の一環で、総会と懇親会もあったようです。
参加は100名ほどで、明治神宮などでよくお見掛けする方々のお姿も。
翌日には演武会もあって告知もされていましたが、うかつにも気づかず。
せっかくですから演武会も見学したいところでしたが、それはまた次の機会に。
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今回の講演会は、デンさんに誘われてのものです。
インターネットで調べ物をしていて、ヒットしたのだそうな。
牛に引かれて、ならぬデンさんに誘われて信州へ。
関東は数日前に梅雨入りし、当日は大雨洪水警報なども発令されたようです。
田園都市線で通過する多摩川は、雨水で増水して激しい濁流に。
果たして長野までたどり着けるだろうか、無事に帰れるだろうかと心配に。
普通こういう日は外出しないよなと思いながら、大雪の日を思い出しました。
2月に大雪警報の中を外出して、上京された館長とお会いしてお話などしました。
今回は大雨警報の中をデンさんと。果たして次はいかに。
途中、デンさんと合流して大宮から新幹線に。
自由席で最初はバラバラに座りましたが、次の駅で隣に移ることができました。
お話は尽きることがなく、あっという間に長野駅へ到着。
長野はすっかり晴れていて、激しい雨は関東だけだったようです。
バスに乗って善光寺へ。お参りをして、おそばを食べて。
またバスで長野駅へ戻り、ホテルの送迎バスに乗り込みます。
外の風景は次第にのどかなものに。30分ほどでホテルへ到着。
ラウンジでコーヒーを飲んで、受付開始を待ちます。
講演会は1時間ほどで終了。
帰りはタクシーを呼んで長野駅へ。
お土産とお弁当を買って、新幹線に乗り込みます。
あさまE7系は外見もかっこよく、中もおしゃれで座席も広くて快適でした。
タブレットでいろいろな動画を見ながら、あれこれと話は尽きません。
あっという間に大宮でした。
約12時間ぶりに戻った関東地方はやはり雨でしたが、すっかり小降りに。
多摩川が氾濫するようなこともなく、無事に帰宅することができました。
家族へのお土産は信州そば。今回は、ご当地なめこは購入しませんでした。
5月にも長野へ家族旅行に行きましたが、信州伝英信流の研究などうそぶいて。
今回はからずも、うそから出たまこと、となりました。
H26.6.12