貫汪館 横浜支部稽古(県立武道館)

この数日は暑さも多少はやわらいだ感がありましたが、日曜になってまた少しぶり返したように感じました。

それでも風がさわやかに感じます。

篠原池に密生しているガマが風に揺れるのをながめながら、県立武道館に向かいます。

 

受付で利用料を払います。

3時間、照明代込みで1420円。

1550円を渡すと、50円はそのまま返されました。

黙って受け取り、お釣りの小銭は自販機でポカリを買うのに使いました。

小道場には二面とも照明がついていましたが、誰もいませんでした。
中庭側にも予約が入っていたはずなのですが。
前回のことがあったのでわざと少し遅れて来たのですが、それなら普通に来ればよかったです。
窓を開放すると、入ってくる風が涼しげです。今までは熱風でした。

 

着替えてモップ掛け、正座して黙想。
道路を行きかう車の音は少なめです。お盆のせいか日曜のせいかその両方か。
他の道場からも物音はほとんど聞こえません。白熱灯のジジジという音だけが聞こえます。
今日は朝から夕方まで、全剣連居合の講習会がありました。
剣道場4面だけでは足りず、小道場まで利用して300名前後の講習会です。
うってかわった静けさで、なんだか不思議な感じがします。

 

六尺棒を廻します。天井や壁を気にせずに廻せるのが気持ちいいです。
さすがに部屋では半棒を廻すのが精いっぱいで。
部屋で六尺棒を勢いよく廻して落としたら、障子の穴くらいではすまないでしょう。
一寸径で1キロ弱しかありませんが、ゆっくり廻すだけでもその勢いはすごいものです。
続いて半棒を廻します。軽くて短くて、ついつい加速してしまいます。
軽くても重くても長くても短くても、いつでも自由に遣いたいものです。
半棒表裏。右に払い左に払いと、ついつい棒の操作に気を取られてしまいます。

 

無双神伝英信流の大森流、英信流表、英信流奥の約40本を一息に抜きます。
形の手順はいろいろですが、そけい部をゆるめることにだけ気を配ります。
斬撃はすぱっと収まりますが、やはり柄糸が気になります。
太刀打、詰合、大小詰、大小立詰。力むことなくするすると動きます。

 

大石神影流の稽古に入ります。
右膝を着いて正面に礼をして、あれいまこの動きをしたばかりだなと思いました。
大小立詰の電光石火と同じ動きでした。
試合口、陽之表、陽之裏、鞘ノ内。反りの強い刀では、附けの構えに違和感を感じます。

 

モップ掛けをして、着替えて終わりにしました。
今回は刀の樋には、汗が乾いて固まった塩のかたまりはありませんでした。
道着も汗を吸って重くなりはしましたが、前回ほどではありません。
風を涼しく感じながら、帰途に着きました。

H25.8.19