極満と返返

家を出ると外はまだ明るく。日が伸びたのでしょう。

ただ風が強くて、寒さを感じました。

でもそれでもせいぜい11月くらいの感じ?

今冬は身を切るような寒さはほとんど感じず。

暖冬でしたね。

 

コバヤシさんと新しい居合刀の話など。

お店の対応はとても良かったようです。

私も今度、利用してみましょう。

肥後虎https://www.higotora.com/

 

間もなくカジタさんハセガワさんご到着。

ヒカルくんお休み。

 

さて、稽古開始です。

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

○斬撃

 お一人ずつ、皆の前でやってもらいました。

 でもって一言二言ずつアドバイス。

 たまにはこういうのも良いでしょう。

 皆の前で緊張感を持って動く。

 指摘をされて、厳粛に受け止める。

 意地でも直そうとする。

 普段から、そういった覚悟で稽古をしているか?

 そういった反省も必要かもしれません。

 

○カジタさん、ハセガワさん

・大森流&英信流表

 そろい抜き。

 斬撃で稽古した丁寧な動きで動きましょう。

 ただ立っているだけ、向きを変えるだけ。

 それもすべて稽古です。

 鱗返、波返のようなシンプルな形。

 実力が問われます。よく稽古を。

 

・太刀打

 出合から独妙剣まで、お二人で復習。

 独妙剣を少し手直し。間合いに注意を。

 お互いに遠慮しあってはいけない。

 攻めるときは攻める。真剣に稽古を。

 

○コバヤシさん

・初発刀から流刀まで復習。

 刀が少し長くなった分、流刀に少し苦労されて。

 混乱しているようですね。

 手直しをして、復習してもらいました。

 新しい形はまた来週以降に。

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<大石神影流剣術>

 

○構え

 お一人ずつ、皆の前でやってもらいました。

 斬撃で稽古した甲斐があってか、皆さんお上手で。

 それほど言うことはなし。

 いつもこうだといいですね。

 

○陽之裏

勢龍から位まで

 掛かり稽古方式で復習。

 

 構えの稽古で構えができても意味がなし。

 手数の中で、同じようにできるように。

 そのための稽古です。

 手順を追うことに一生懸命にならないように。

 

 打太刀もできるように。

 普段から、打太刀の動きも意識をしましょう。

 

極満

 導入部分は位に似て、最後は夜闇に似て。

 今まで稽古してきた動作の組み合わせです。

 目新しい動作はありません。

 一回でできないといけないですね。

 打太刀と仕太刀の攻防の入れ替わりが難しいかも。

 また稽古をしましょう。

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<澁川一流柔術>

 

○履形

 

礼式から返り投まで復習

 皆さん、メキメキと上達されています。

 あわてて、急いで動くことのないように。

 礼式をゆっくりと丁寧に稽古する。

 他の形も同じです。ゆっくりと丁寧に。

 

返返

 誤字、ミスタッチ、文字化けなどではなくて。

 へんがえし。面白い形名ですよね。

 返投、返り投、返返。。。

 間違い探しみたいですね。

 

 返返は、返投の応用技です。

  返投は、左右と足が出る。

  返返は、右左と足が下がる。

 相手が突っ込んで来たときの形とのこと。

 

 そんな、咄嗟に使い分けができるものか?

 というのではなくて。

 決められた形を、順番通りにできるのは当然で。

 咄嗟に対応できるのが実力というものでしょう。

 いつでも咄嗟に動けるようにしましょう。

 これは形の上手下手というよりは。

 常の心がけによるところが大きい。

 稽古に臨む態度、覚悟、心がけです。

 常に油断のないように。

 もちろん、稽古が大事なのは言わずもがな。

 

 履形は、礼式を除くと全部で35本。

 便宜上5本で1組に分けると、全7組。

  負投、裏投、巻返、柔投、返投、

  捻付、腰投、抗止、潜投、切込

  蹴込、浪人捕、足裏、反り投、返返、

  絞り、掻込、眼潰、呼吸投、蹴投

  切落、蹴落、組落、潜返、頭捕、

  当捕、小車、前車、当返、当投

  捻捕、引込、投込、腰投、地捕

 返返で、3組目まで稽古したことになります。

 後半には、当てだけの形もいくつかあります。

 なので、これでもうほぼ半分です。

 

 柔術の稽古を開始したのは、昨年の6月から。

 過去日記:梅雨に三人と稽古

 #いいこと書いてあるなあ。。。書いたの誰?

 なので、8か月で約半分ということになります。

 毎週ひとつ稽古すれば8~9カ月で終わる計算。

 とは言え、なかなかそうも行かず。

 1年でなんとか!と考えていたのでした。

 当初はどうなるか。。。と心配していましたが。

 どうやらなんとかなりそうですね。

 よかったよかった。

 

前廻り受け身

 最後にカジタさんに小車をかけてみました。

 例によって説明もせずにいきなりでした。 

 前回り受身が必要ですよー、と皆に説明するため。

 なんとか受けてくれましたが、ぐだぐだで。

 うん、未熟。。。

 

 ということで、最後に皆で前回り受身の練習。

 マットを縦に使って、ごろっと一回転。

 右手から左足、左手から右足に斜めに回る。

 慣れないとまっすぐに転がれません。

 お隣りとぶつからないよう、お一人ずつ順番に。

 身長180センチのオヤジーズ三人組み。

 マットから手足がはみ出したりして。。。

 上達すれば、小さく転がることができます。

 音も小さく、衝撃も小さく。

 そのための受け身でしょう。

 ドタンバタン!ではなくて。

 コロンと静かに転がれるように稽古をしましょう。

 

 形で必要になってから急にできるわけもなし。

 なんでも出来るようになるには時間がかかります。

 あらかじめ稽古をしておきましょう。

 毎日一回。寝る前に左右をゴロンと。

 毎日寝る前の稽古は、なんでも効果テキメンです。

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ほぼ定刻通り稽古終了。

帰りは自販機のコーヒーを飲んで、ほっと一息。

 

来週も通常通りの稽古です。

 

 

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