稽古初めに乱曲と受け身

1月11日で1のゾロ目。

2020年最初?の三連休の初日の土曜は出勤で。

これでは三連休じゃないしー。損した気分です。

でも仕方がない。

一仕事終えて、帰宅して、ごろごろ。

外は次第に暗くなり。

5時半になるとすっかり真っ暗に。

一番星?を見ながら体育館へ。

 

コバヤシさん一人でモップ掛け。お手伝い。

新年の挨拶。今年もよろしくお願いします。

間もなく、カジタさんハセガワさんもご到着。

新年の挨拶。今年もよろしくお願いします。

ヒカルくんお休みです。

 

さて、稽古開始。

横浜支部の稽古初めです。

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

○斬撃

 新年早々、初発刀から抜きたいところでしたが。

 まあ軽く体を試す意味で。

 いきなり動いてケガをしても困りますしね。

 もちろん理想は、いきなり最高の業です。

 

○大森流&英信流表 そろい抜き

 徐々に慣らし運転のように。

 初発刀で体を伸び伸びと大きく動かし。

 だんだん立って動いて。

 最後に抜打でコンパクトにまとめる。

 

○太刀打 遣い方&相手 出合から水月刀まで

 カジタさんハセガワさん、最初はお二人で。

 横目にチラチラ見ていましたが、いい感じ。

 二人で年末年始にこっそり練習していた?

 そんなわけないか。あは

 稽古を休むことで、上手になることもあります。

 無駄な力み、思い込み、癖が抜ける。

 そういうことでしょう。

 新年も心新たに、初心に戻って稽古をしましょう。

 

 でも横浜支部長が見ていると間違えるのはお約束?

 緊張するのでしょうね。

 どんなとき、どんな状況でもできるように。

 心の問題です。

 

 新しい形は稽古せず。また次回以降に。

 

○初発刀から陰陽進退まで

 コバヤシさん、そろい抜きで少し力みが見えて。

 久しぶりの稽古で、意気込みがあった?

 力を入れず、勢いを使わずに動きましょう。

 ゴツゴツと区切らず。スラスラと滑らかに。

 指摘すると、すぐにまた良くなりました。

 

 2月中旬ごろに居合刀が届くそうです。

 それまでに大森流を一通りお伝えしたいなあ。。。

 と思っています。

 新しい形はまた次回以降に。

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<大石神影流剣術>

 

○構え素振り

 軽く確認。各人それぞれ課題に取り組みましょう。

 

○試合口五本 打太刀&仕太刀

 間と間合いと呼吸の稽古。

 

 請けて、張って、突く。基本動作です。

 試合口で張る動きができなければ。

 他の手数でできるはずもなし。

 張る動きは、大石神影流の基礎基本です。

 この動作を見ただけで、実力がわかります。

 最初の手数だからと、おろそかにすることなかれ。

 

○陽之表十本 打太刀&仕太刀

 伝えるべきことはお伝えしてあります。

 自分たちで稽古しても、上達ができるように。

 

 無意剣でご質問があり、お答えをしました。

 正直、いまさら?という感もあり。

 でも現実にその程度にしか伝わらないということ。

 そして、疑問が出るのは稽古をした証でもあり。

 お答えをすると、納得がいただけたようです。

 お腹が空いていないときにご馳走を出されても。

 でも逆に空腹なら、なんでも美味しい。

 そういうことかと思います。

 遠慮せず、どんどん質問してほしいと思います。

 なんでもお答えしますので。

 

○陽之裏

 打太刀で元に立って掛かり稽古方式で。

 勢龍から夜闇まで通して復習。

 

勢龍&左沈

 皆さん、張る動きがだいぶ良くなってきました。

 まだまだ稽古をしましょう。

 

十文字

 試合口、陽之表、陽之裏。張る動きはどれも同じ。

 でも初心者と上級者が同じではいけないですね。

 同じ形を演武しても、さすが上級者は違う!

 そうならなければ。

 払うのではなく。ただ刀身をなぞるのではなく。

 鍔を打つのでもなく。

 自分の剣で相手の剣をそらす。

 腕ではなく、肚を遣う。呼吸

 

 突くのは喉です。

 附けで請けて、張って、そのまま突く。

 試合口とは違う、一連の動き。

 

張身

 左肩からの斬り組み。まっすぐに斬ること。

 

夜闇

 ハセガワさん、昨年末はお忙しくて稽古はお休み。

 夜闇は久しぶりでした。1年ぶりくらい?

 それでもソツなくこなされて。さすがですね。

 

 最後の片手斬りが肝でしょうか。

 合理的な動きを追求しましょう。

 小太刀でも大刀でも同じようにできるように。

 

乱曲

 さて、新しい手数です。新年のお年玉。ふふ

 

 打太刀に立って、カジタさんが仕太刀。

 説明しながらやってもらうと、いきなりできて。

 さすがですね。

 

 中段から上段になり、中段に戻る。

 右足で斬り組み。

 右小手を防ぎ、左小手を防ぎ、下段になる。

 引いて、真っ向。

 

 導入部分は、直前の夜闇にも似て。

 小手の連続は、無意剣にも似て。

 最後は、太陽剣とほぼ同じ。

 

 とくに目新しい動きはないですね。

 既存の動作の組み合わせ。

 いきなりでも、できて当然?

 稽古が進むほど、覚える手数も増えて。

 でも、新しい手数も簡単に覚えられるようになる。

 それは流派の掟が身にしみついてくるから。

 そういうものでしょう。

 あとは自然に動けるように稽古を積みましょう。

 

 さて、乱曲。どういう意味でしょうか?

 他流派にもある形名ですね。

 無双神伝英信流の大小立詰にもあります。

 そして能にもありますが、こちらが元?

 あるいは往時は一般の言葉だったのでしょうか。

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<澁川一流柔術>

 

○前回り受け身

 往時はとくに受け身の稽古はしていなかったとか。

 一本目はいきなり負投ですが、最初は投げず。

 稽古が進むにつれて、投げるようになり。

 次第に受け身をするようになると。

 ただ現代では受け身の稽古をした方が良いだろう。

 と、館長からお聞きしています。

 

 マットを敷いてはいますが、畳よりは硬く。

 床板にはスプリングも効いていません。

 初心者が稽古するにはあまり良い環境ではない。

  膝を着いた状態から、前に転がり。

  立った状態から前に転がり。

  少し跳ねるように前に転がり。

 少しずつ受け身を稽古してもらおうと思います。

 ご自宅でも布団の上で練習ができますね。

 家具を壊したり襖に穴をあけたりしませんように。

 

 柔術には柔術の受け身があり。

 柔道には柔道の受け身があり。

 合気道には合気道の受け身があり。

 空手にも少林寺拳法にも中国武術にもあり。

 それぞれ同じようで少しずつ違います。

 板の間か、畳か、屋外か? 受け身の目的は?

 それぞれ違いますね。区別をしましょう。

 

 負投は、空中で背中から回って両足の裏で受け身。

 澁川一流柔術 - 森本邦生 - 明治神宮例祭 2017

#横浜支部長が名古屋西支部長を両懐剣で負投

 蹴込もこのような形での受け身になるでしょう。

 小車は前回り受け身になるでしょう。

 

○履形

礼式から足裏まで

 いつもどおり復習。

 稽古する形数も増えましたが、時間には余裕あり。

 気になる点を指摘したりしても大丈夫。

 稽古がスムーズになったからでしょうね。

 稽古の積み重ねの効果です。

 

 共通することを基礎基本と呼びます。

 顔は上げて、体軸はまっすぐに。

 大事なことです。おろそかにしないこと。

 

返り投

 読みは「かえりなげ」ではなくて「かやりなげ」。

 ka[e]riではなくてka[ye]ri。

 その転音/変音でしょう。

 漢字二文字の形名の中で、急に送り仮名。

 でも送り仮名がないと「返投」で。

 ん、へんなげ? 区別がつきませんね。。。

 区別するための工夫でしょう。

#私もその昔、PCのファイル名には苦労しました。

 なんと言ってもフロッピーディスクの時代です。

 今とは違い、数文字しか使用できず。

 全角二文字と半角英数記号で管理したりして。

 そしてそれと合わせてディレクトリ管理。

 そんなことを思い出します。

 

 負投と似ていますが、逆回転。

 形としては背負い投げですが、腕を極めた状態。

 逆関節ではなく、絞って自由を奪う感じ。

 相手は横回転で投げられる感じです。

 稽古では実際には投げず。

 いずれ投げられる/受け身が取れると良いですね。

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定刻通り稽古終了。

あれこれとお伝えしましたが、スムーズでした。

 

少し寒いなと感じたのは、ストーブを出し忘れて。

それでもなんとかなりました。

 

ショウタロウくんとヒカルくんがお休みで。

オジサン三人との稽古。

なんだかちょとさみしいなあ。。。

なんてふと感じたりしました。

また新しい人が来てくれると良いですね。

 

帰りは自販機でココアを飲んでほっと一息。

2020年最初?の満月を見ながら帰宅しました。

 

来週も通常通りの稽古です。

 

 

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