明治神宮奉納 日本古武道大会2

以下、コバヤシさんの執筆です。

 

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本日は明治神宮での演武の観覧です。

朝から横須賀方面から品川経由で原宿へ、原宿からは徒歩で明治神宮内の会場へ移動。

会場に着くと館長と名古屋西支部長と横浜支部長と合流出来ました。

私は渋川一流柔術と無双神伝英信流抜刀兵法の演武の会場になる第二会場へ写真撮影の場所取りに移動。

しばらくして開会式が行われ、演武が始まりました。

今日までに武道の演武を観るのは初めてで何もが新鮮でした。

しばらく他流派の演武を観覧していましたが、貫汪館の古武道とは違う考え方があるのだということがわかりました。

そうこうしている内に渋川一流柔術の演武が始まりました。

 

〈渋川一流柔術〉

写真撮影をしながら観覧しておりました。

自分ではやった事のない形でしたが、現在、横浜支部で指導して頂いている履形に通じるものが感じられました。

 

また、しばらく他流の観覧が続き、無双神伝英信流抜刀兵法の演武が始まりました。

 

〈無双神伝英信流抜刀兵法〉

アナウンスで流派の名前を「ばっとうへいほう」と読んでいました。

演武後には館長は現代人は「いあいへいほう」とふりがなを振っても読めない、いい加減流派の名前を間違えないで欲しいと仰っていました。

演武中の話しですが、外国人の方が演武を観て「ショハトー」と「インヨウシンタイ」と話しているのが聞こえました。

演武を観て初発刀と陰陽進退が分かるということは経験者かと思いました。

演武は静かに、流れるように、力まず、これがまさしく貫汪館の古武道と思えました。

いつか自分もその域に到達したいと思えました。

 

貫汪館の演武が終わり、館長、名古屋西支部長、横浜支部長と合流し、歓談しながらお昼ご飯を食べました。

ここで横浜支部長は帰宅され、後には館長と名古屋西支部長と私の三人で残りの演武を観覧しました。

館長から一部の流派の演武を良く観る様に、そして何かを感じ取る、理解する様にとのお言葉を頂き、残りの演武を観覧しました。

私自身、他流派の演武を観て何かが同じだと感じました。

他流派の演武なので当然動きが違う、でも何かが同じ。

何かを口に出して説明しようとしても出来ない。

言葉にすると言葉に収まるだけのものになってしまう。

そんな感じがしました。

館長には何かが同じ、でも説明出来ないとお伝えし、館長からはそれで良いとの事でした。

その後、館長と名古屋西支部長は着替えに会場を離れ、私は最後まで他流派の演武を観覧しました。

後に館長から懇親会へお招き頂き、至誠館で他流派の先生方と歓談出来ました。

他流派の先生からは耳が痛いお話をされ、自分の改善点が洗い出されました。

懇親会が終わり、明治神宮から出て館長と名古屋西支部長と別れて帰宅しました。

 

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はい、とてもよく書けていますね。素晴らしい。

運動の経験はおありではないとお聞きしています。

ですが、良い感性がおありだと常々感じています。

書かれている内容は、正直なところなのでしょう。

 

流派の違い、技術の違いは、思想の違いの現れです。

単純に一次元的な優劣で論じることはできない。

言葉にできないなにか。

それを追求/追究してほしいと思います。

 

 

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