腰痛と請流

久しぶりに(?)また腰を痛めました。

#もちろんん、日頃のハードワークが原因です。

 でも、先週の腰投が良くなかったか。。。

 受け身のとれる相手なら、さっと投げて終わりです。

 腰にはとくに負担なし。

 でも示範のためにゆっくりと動いて、腰に乗せて見せて。

 お姫様のようにそっとおろしたので、腰に負担が掛かったのでしょう。

 なんにしろ、不甲斐ないことです。

 

水木金と仕事を休んで、接骨院に通って、家でゴロゴロ。

もうとにかく、痛みに耐えて安静にしているしかありません。

#仕事がちょうど合間で助かりました。

その甲斐あってか、なんとか起き上がれる程度には回復して。

 病床にあっても道着に着替えて道場に出るとシャキッとした。

という達人の逸話を思い出しながら道着に着替え。

 

でも、まだ荷物は持てず。

ところがあいにく、有能な美人秘書はホットヨガで。

というわけで、久しぶりに有能な子供秘書の出番です。

 100円で刀を持ってくれぬか?

 タダでいいよ。

うう、ありがとござます。

 

ということで、息子に刀を持ってもらって体育館へ。

体育館にはまだ誰もおらず。

#コバヤシさんは急なお仕事で遅れるとのこと。

カギを開けて、扉と窓を開放して。

そうこうしているうちに、カジタさんハセガワさんご到着。

息子を見送って、モップ掛けをして、扇風機を出して。

 

テヅカさん、お仕事でお休み。

 

さて、稽古開始です。

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

○起居、進退、斬撃

 上級者のお二人、さすがお上手です。

 でも稽古の最初の一回目、二回目、三回目、、、と。

 だんだん良い感じになっていきます。

 逆に言うと、一回目はあんまり?

 

 いつでも、どこでも、いきなり最高の動きができると良いですね。

 これは、なかなか難しいことですが。

 そのためには、ひたすら稽古を積むことかと思います。

 あとは、覚悟ですね。甘えをなくすこと。でしょうか。

 

○大森流

 お二人に抜いてもらって、気になった点をアドバイス。

 

 逆刀はあくまで、抜き打ちです。

 左足を退く動きで鞘を払い、右足の動きで刀が縦に回転する。

 止まることのない、一連のシームレスな動きです。

 抜いて、上段に構えて、出ながら斬る。のではない。

 かなり難しい体捌きが要求されますね。

 スムースな重心の移動。デジタルではない、アナログなスイッチ。

 大小、遅速のボリュームではなく。

 正から負への反転。順逆自在

 逆に言うと、これができなければ貫汪館の動きではなし。

 よくよく稽古をしましょう。

 

○英信流表

 ハセガワさん、どうも英信流表の動きがあやしい。

 何度かお伝えしているのですが、なかなか覚えられない様子。

 お聞きすると、引き倒しで向きがわからなくなるとか?

 木刀で、想定の確認をしてみることにしました。

 

浮雲、山下風、岩波

 カジタさんハセガワさんお二人で、木刀でお互いに実際に。

 カジタさんも、実は不明な点があったそうで。。。

 何度か繰り返すと、お二人とも得心された様子でした。

 

 私としては説明したつもり。わかりきったこと、との認識で。

 ちょっと甘かったなあ、、、と反省しました。スミマセン。。。

 

 なんにしろ、これで身/実の入った稽古ができるかと思います。

 また繰り返し稽古をしましょう。

 

○太刀打

 

出合、附入

 お二人で遣方と相手。交互に繰り返し。

 さすがお上手です。

 最初の構えと、虎走りだけ少しアドバイス。

 

請流

 さて、難関の三本目です。

 

 もともと、太刀打は最初期から稽古すべきと考えています。

 #初心者は、大森流と太刀打がセット。

  中級者は、英信流表と詰合がセット。

  上級者は、英信流奥と大小詰がセット。

 

 何年か前、館長に横浜講習会で太刀打を御指導いただきました。

 その後、稽古をしようとしましたが。

 当時の皆さんは、大石神影流剣術も稽古を始めたばかり。

 上段の構えも区別ができず、歩法も区別ができず。

 やむを得ず、稽古を断念したのでした。

 そしてそのときとくに苦労をしたのが、この請流。。。

 さて、今回は?

 

 うん、やっぱり難しいですね。

 教わる方もひと苦労なら、教える方もひと苦労。。。

 とりあえず遣方の動きを覚えてもらおうと思っても。

 相手をしても、遣方が正しく動いてくれないと、これがまた。

 とりあえず、お二人に遣方と相手の動きをお伝えして。

 あとは、お二人で繰り返してもらうことにしました。

 #指導力の不足を痛感したところです。

 

 しばらくお二人で繰り返していただいて。

 とりあえずは、なんとか形になりましたかね。。。

 今回はここであきらめず、先に進むつもりです。

 来週もまたコリズニ稽古をしましょう。

 

コバヤシさん

 19時を少し回って、ご到着。

 急な仕事が入って、それを終えてからいらしたとのこと。

 お疲れ様です。

 

 今回、家から持参した袴をお貸ししました。

 もちろん袴はご自分の物をお持ちです。

 でも、裾がだいぶ長めで。

  市販の袴は長めなので、短めのを購入してください。

 とお伝えしたつもりで、逆にお伝えしてしまったようです。

 #居合刀は逆なんですよね。

 なので、自宅にあった短い袴をお貸しして。

 裾をご自身で詰めるまでの間は、こちらをご利用ください。

 立ったままだと、だいぶ短めですね。

 でも、腰を落とすとちょうど良い感じです。

 いつも、裾が床に着くように稽古をしてください。

 

○起居、進退、斬撃

 遅れていらしたときは、気が落ち着かないもの。

 まずはあきらめて。

 心を落ち着かせるところからスタートです。

 

 これは、初心者も上級者も同じですね。

 いつでも、どこでも、どんなときでも。スッと入れるように。

 あるいは、稽古に来る前からそう心掛けて。

 あるいは、稽古がなくても、常にそう心掛ける。

 そういうことかと思います。

 

○初発刀

 気になった点を、いくつかアドバイス。

 

 お教えしたことは、きちんと覚えておられます。

 これはちょっと難しいだろうなと思いながらお伝えしても。

 その場できちんと直そうとすることも素晴らしい。

 毎回毎回、きちんと稽古をされています。

 毎週毎週、きちんと上達をされています。

 素晴らしいことですね。

 

 来週は、次の形に進みましょう。

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定刻になって、稽古終了。

 

ということで、今回は居合の稽古だけでした。

もとより腰の調子が悪くて、立っているのがせいぜい。

でも、

 剣術は、打太刀の稽古もしてもらっているし。

 柔術も、皆で稽古してもらえば良いし。

と考えていました。

でもまあ、例によってメンバー次第ではこれもありでしょう。

 

週替わりで、今週は居合、来週は剣術、次は柔術。

というのもありかもしれませんね。

ときに集中した稽古で、ぐんとレベルアップ!ということもあります。

本当は、二泊三日くらいの合宿とかできると良いのですけれどもね。

それはまあまた機会があれば。

 

迎えに来てくれた有能な美人秘書に刀を持ってもらって帰宅。

いつもありがたいことです。

 

来週も通常通りの稽古です。

腰が治ってくれていますように。。。

 

 

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