八月に勢中刀

8月になりました。

相変わらず暑い日が続きます。名古屋では40度を超えたとか。

#名古屋西支部長、大丈夫でしょうか。。。

 

猛暑、酷暑、炎暑、激暑、極暑。。。

いろいろな言葉がありますね。でも、ニュースで耳にする

 危険な暑さ

というのが個人的には一番ドキリとします。

 

怒涛の7月もようやく終わり。

#あまりにいろいろとありすぎて、もう書く気も起きない。。。

やっとひと段落して、また稽古!というところです。

 

自販機でポカリを買って、少し早めに体育館へ。

扉を開けて、熱気を解放。

間もなく、カジタさん、ヒカルくん、ハセガワさん。

少し遅れてオーガストさん。

皆で並んでモップ掛け。

 

テヅカさん、お休み。相変わらず、お忙しいことです。

ショウタロウくん、お休み。8月いっぱいはお出掛けです。

ヒカルくん、せっかく来たけれど、調子が良くない?

しばらく見学して、お母さんのお迎えでお帰りになりました。

この暑さです。無理はしないことです。

 

ということで、今回は上級者のみの稽古です。

前半と後半を分ける必要がないですね。

いつもとは、少しやり方を変えてみましょう。

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<渋川一流柔術>

 

○棒廻し

 ドガシャンと棒を落とした、ひときわ激しい音。

 誰かと思えば、横浜支部長。。。

 人が少なくて場所があまっていたので、皆さんと一緒に棒廻し。

 腰を落として、足幅を広くして、腕を使わず。

 なんて、いろいろと試していてのことでした。

 落としたというよりも、先端が床に触れて。

 強く打ち付けた結果、激しい音がした。でもって、落とした。

 というところでした。

 あれこれと試せば、失敗はつきもの。

 失敗を恐れずに、あれこれと試してもらいたいと思います。

 ・・・と言い訳してみました。スミマセン。

 

○六尺棒表八本

 向かい合って素振り。大人三人だけです。ゆっくり丁寧に。

 二人一組で棒合。回り稽古で。

 

突きの前手

 皆さんどうも、棒を横から持つ癖が直りません。

 剣と同じと説明しています。

 要は、剣も正しく持てていないということでしょう。

 楽に持つとは言うけれど。どうとでも良いということではなし。

  脇を締める/寛げる。

  手首を楽に/折り込む。

 言葉で説明しても、わかった気になるだけ。

 各人で工夫・追究してほしいと思います。

 

○六尺棒裏三本

 上級者だけですので、続けて裏の稽古。打方と仕方。

 うん。久しぶりの稽古なのに、いい感じですね。

 さすがです。

 

○半棒表十二本

 打太刀で元に立って掛かり稽古方式で。

 一本目から六本目、七本目から九本目、十本目から十二本目。

 

打込み

 右手前の左足前です。やりにくい?

 でも大森流でも。

 右足前で抜き付け、斬撃/左足前で抜き付け、斬撃。

 同じように稽古をします。

 違う下半身。でも上半身は同じように遣う。

 そのためにはどうすれば良いのか?

 それを稽古するのでしょう。

 要は、単にリラックスする。それだけのことかもしれません。

 

合間、合間に休憩をはさみながら、柔術を一気に稽古。

本当は履形なども稽古をしたいところですが。

でもこの暑さでは、さすがに厳しいですね。

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<大石神影流剣術>

 

○構え素振り

 真剣、上段、附け、下段、脇中段、車、裏附け。通して稽古

 

 両手を同じように遣うこと。

 右手だけ先行、あるいは左手だけ使う。なんてことはしない。

 真剣(中段)で構えた状態のまま。肚を中心に回転させるだけ。

 半棒での崩しも同じです。

 小器用な動きは効果がない。大きく動くこと。

 左右の手を斉しく動かすこと。

 

○試合口五本

 二人一組で打太刀と仕太刀。

 

 ハセガワさん、少し乱暴でしたね。気の焦りがあるのか。

 速く、強く。これは良くない。我欲です。妄執

 ゆっくり、柔らかく、大きく、丁寧に。

 ガツガツとぶつかるようではいけない。

 最初に剣を合わせて、位を見る。すべては、その動作の延長です。

 

○陽之表十本

 打太刀で元に立って掛かり稽古方式で。十本通し。

 

 とにかくまっすぐに打ち込むこと。剣にとらわれてはいけない。

 相手を斬ることが目的です。

 相手の剣と剣を見事に打ち合わせるのが目的ではない。

 打太刀はまっすぐ打ち込み。仕太刀もまっすぐ打ち込み。

 結果として、打ち合わさる。ただ、それだけ。

 演武を目的としてはいけない。それでは、ただの演舞です。

 

 十本通すのも、なかなかに集中力が必要ですね。

 打太刀でしゃべりながらだと、暑さでイキが切れました。

 

○小太刀五本

 暑いので息抜きに。と思って、小太刀を持参。

 ちょうど上級者だけで、ちょうど良かった?

 でも初心者さんがいらしても、それはそれで良かったですね。

 こういうのもあるんだよ、ということで。

 それに、息抜きになったかどうかはわからない?

 突然やらされて、上級者さんも混乱したかもしれませんね。

 

 オーガストさん、小太刀は初めて。

 でも、とてもお上手でした。

 レイピアwithダガーはヨーロピアン剣術でやっていたとか。

 でもって、片手の短剣術はディザームでやっていたとか。

 さすがです。

 

 カジタさん、ハセガワさんももちろん負けていません。

 小太刀は、ずいぶん久しぶり。でも、とてもお上手でした。

 皆さん、剣術、棒術、柔術、居合、こだわらずに稽古をしている。

 もちろん、わけもわからずにやらされているだけかもしれません。

 でも、それで良いのでしょう。

 

 あれこれと理屈をこねる必要はない。知識がある必要もない。

 ただ、体を動かす。共通の理合で。

 それが大事です。

 もしも特定のことだけを繰り返し稽古していると。

 頭と心と体が固まってしまうかもしれません。

 それは忌避すべきことです。

 

いやー、それにしても暑い。

持参したポカリは500ml。これでは足りませんね。

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

○大森流十一本、英信流表十本 カジタさん

 三人でそろい抜き。ちょっと休憩して、独り稽古。

 

 初発刀の抜き付けが、相変わらず切っ先上がり。

 うん、勢中刀か稲妻のようですね。

 あえてそうしているのであれば、何も言うことはなし。

 でも、単にクソ握りの結果なのだとしたら。

 それは、大問題です。

 もう初心者ではないのですから。

 切っ先のコントロール。大事ですね。

 斬ろうと思ったのと、まったく違うところを斬ってしまう。

 それでは困ります。

 英信流の先達名人は、小豆を斬ったとか。蝋燭の芯を斬ったとか。

 居合といえば、精妙さの代名詞?

 我々は、太いもの、硬いものを一刀両断する流派ではありません。

 狙ったところを斬れるように、稽古をしましょう。

 常に切っ先を意識することです。

 

○初発刀から逆刀、勢中刀 オーガストさん

 はい、相変わらずよく稽古しています。

 新しい形を稽古しましょう。

 

勢中刀

 一度だけ抜いて見せて。

 でもってすぐに、はい、やってみよう!みたいな。あは

 でも。言葉でフォローしながらでしたが、すぐにできました。

 さすがですね。

 あとは何回か繰り返して、違うところを修正。

 また一人で稽古して、違うところを修正。

 概ね、形になりました。またご自身で稽古してもらいましょう。

 来週どうなっているか楽しみです。

 

 右刀の変化。はい、たしかに。

 でもまあ、逆刀の発展形ですよね。順番から言っても。

 大森流の体系としても。

 それにしても、大森流ってホントーによくできてますよねえ。。。

 よりクイッカーなコントラアタック。

 

○見取り稽古

 ハセガワさん、足首の調子がまだよろしくありません。

 逸る気持ちはよくわかりますが、今週も見取り稽古です。

 でもこれは、きっと良い結果につながることと思います。

 今は雌伏のときです。ガマンガマン。。。

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定刻に稽古終了。

 

来週も通常通りの稽古です。

8月は久しぶりにすべての土曜に稽古があります。

いっぱい稽古をしましょう。

熱中症対策はお忘れなく。水分&塩分補給。

そして、普段から寝不足などありませんように。

 

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