梅雨入り後の稽古

6月7日の水曜、関東は梅雨入りしたそうな。

でも、雨って降りましたっけ?という感じですよね。

陰性の梅雨というのがあるそうですが、

「あまり強い雨にはならないが、曇りや雨の天気が長く続く梅雨。

 気温は低めになることが多い。」

なのだとか。

でも、すっかり晴れてるし。暑いし。もう夏なんじゃね?みたいな。

 

午前中は出勤で。

お昼過ぎにセンター北で合流して、三人で買い物と食事。

ノースポートは店舗入替中で、お休みのお店が多数。

閑散としていて、これではお客さんも集まらなそう。。。

人もお金も、多いところに集まり、少ないところには集まらない。

そういうものですよね。

 

4時過ぎに帰宅すると、サガワさんの不在通知あり。

あちゃー、残念。間に合わなかったか。。。

一応、再配達の電話だけして。

 

集会所の予約にも行きたかったのですが、疲れてダウン。

#7月以降は、小学校の体育館が使用できなくなる予定です。

 トイレ改修工事とのこと。スケジュールは未定。

予約はまた今度。ごみんなさい。ばたんきゅー

zzz。。。

 

ぴんぽーん。

ん? 飛び起きて玄関へ。サガワさんでした。

長さ150センチの木の棒。そう、五尺棒です。

代引き手数料込み約ろくせんえん。高いのか安いのか。

ホームセンターでも木の棒は売っています。おねだんせんえん。

でも、叩くとへこんでしまう。簡単に折れてしまいそう。

やはり、武道具には品質が求められます。それなりのお値段でしょう。

再配達が間に合ったのがうれしくて、疲れも吹き飛んで。

少し早く支度を開始。

でもけっきょく、家を出るのはいつもより遅くなってしまい。

そーゆーこと、ありますよね?

 

少し遅れて、体育館に到着。

カジタさん、ヒカルくん、リオンちゃん、テヅカさん、マキちゃん、

タカマサくん、ショウタロウくんの姿あり。

タガワさん休み、ユウトくん休み。

ハセガワさんはあとから参加予定です。

 

さて、稽古開始。

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<澁川一流柔術>

 

○棒廻し

ショウタロウくんに五尺棒をお貸ししました。

届いたばかりのおニューで、リオンちゃんとおそろいです。

大人は六尺棒、お子さんは身長に応じて五尺棒/四尺棒/三尺棒。

六尺棒の稽古は、だいたい身長と同じかちょっと長いくらいの棒で。

半棒の稽古は、それより短い棒で。そんな感じです。

 

さて、棒廻し。

廻すのだけ速くて、体の左右を入れ替えるのは遅い。

それではダメです。

できるところだけ速くして、できないところは遅いまま。

それでは、スムーズな回転にならない。

合わせるとしたら、速い方ではなく遅い方へ合わせましょう。

見栄は張らないことです。まずは、できない自分を受け入れること。

誰も、できない人を馬鹿にしたりはしませんのでご安心を。

そうして、一定のスピードで動けるように。

滑らかで連続した動作。それが大事です。

 

上手な人は、速くも遅くも動けます。

速くは動けるけれど、遅くは動けない。それではいけない。

それは、ただスピードで誤魔化しているだけ。雑な動き。

ゆっくり稽古するのは、遅く動きたいからではなく。

ゆっくり稽古するのは、速く動きたいからです。

ブレーキをかけるのではなく、アクセルを加減すること。

自分のコントロールできる範囲内で動くこと。

 

上級者は、突きの稽古も。

打つとき突くときは、棒の端を余らせないことです。

棒の長さを最大限に利用しましょう。

 

○六尺棒表

全員で素振り、回り稽古で棒合。一本目だけ。

 

まっすぐに立って、棒をまっすぐに立てる。

体を開く。腰を落とす。肩肘を沈めて、腕は使わない。

棒と棒を打ち合うのではなく、頭を狙って打つ。

突くのは目。正確に。

 

回り稽古ですから、全員の方と組みます。

初心者のあとに上級者と組むと、打ち突きの鋭さに驚かされます。

#うん。正直、油断してました。スミマセン。。。

やはり、初心者とは違いますよね。

普段はあまり気にしていませんが、皆さんそれだけ上達したということ。

なんだかうれしくて、ひとりにんまりとしてました。

でも、まだまだ。突きはまっすぐビシュッと。

先端が円い棒なのに、そのまま突き刺さるかと思うくらいに。

突かれた相手が、後ろに吹き飛ぶくらいに。

あるいは、ぐえっとその場にうずくまるくらいに。

決して力任せなのではなく。

正しい姿勢、正しい動きから導き出される力。

それを求めましょう。

 

○半棒表

一本目~三本目を打太刀で元に立って、掛かり稽古方式で。

避けるのは大きく避けて、打ち込むのはまっすぐ。

受けるのは、打ち払うのではなく柔らかくイナスように。

回すのは体全体で、相手の体を崩すつもりで。

 

テヅカさん、なんだかとってもお上手でした。

ん、そういえば稽古はお久しぶり?

#記録を確認すると、3回お休みでした。

一生懸命に稽古をするのは、とても大事なことです。

でも、まじめな方ほど陥りやすい落とし穴というものもあります。

少し間が空いて久しぶりに稽古をすると、そこから解放される。

そんなこともあるようです。

力まず、あわてず、落ち着いて。ゆったりと。

とてもいい感じでした。

なんだか少し、何かが吹っ切れたような?

そんな印象を受けました。このまま続くと良いですね。

 

ヒカルくんリオンちゃんは、カジタさん打太刀で稽古。

打太刀は大事ですね。

間と間合いをはかって、まっすぐに打ち込む。

ゆっくり軽く。あるいは、速く重く。相手の力量に合わせて。

請けるのは頭の上で。半棒の打ち込みを邪魔しないよう。

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<大石神影流剣術>

マキちゃん、頭が痛くて剣術は見学。

熱中症かと思ったら、日中に頭をぶつけたそうな。あらまあ。

お大事にしてください。無理な稽古はしませんよう。

何かあった場合には、事前にお知らせいただけると助かります。

道場をあずかるものとしての責任があります。

決して、無理はさせたくありませんので。

 

ショウタロウくんの帯は、カジタさんが巻いてくださいました。

ありがとござます。

いずれ、自分で巻けるようになると良いですね。

着付けも稽古です。

 

○構え素振り

少し速めに動いてみました。

稽古はゆっくりていねいに。でも、ゆっくりは難しい。

ある程度のスピード、勢いがあった方が動きやすいのはたしかです。

自転車に乗るのもそうですよね。

ゆっくり動けるのは、上手な証拠。

最初は、ある程度のスピードがないと、乗ってもいられない。

たまには速く動いてみるのも良いでしょう。

それからまたゆっくりと稽古。

正-反-合、正-反-合、正-反-合、、、。

 

○試合口

一本目と二本目を二人一組で稽古。

 

最初は上級者が打太刀。そのあと、交代して。

考えなしにただ振りかぶって、ただ振り下ろす。

それではいけない。

きちんと間と間合いを考えて、相手の表面/裏面に届くように。

 

7時で、初心者の稽古は終了。

テヅカさん、マキちゃん、タカマサくんはお帰りに。

お疲れさまでした。

 

さてここで、ハセガワさん登場! 満を持して!!

急なお仕事のあとです。お疲れさまです。

すっと、気持ちを切り替えができると良いですね。

次の柔術から参加。

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<澁川一流柔術>

 

○吉掛

礼式、裏投、柔投、返投、巻返、絞り、捻付

礼式は、マットの外で二人一組で。

続く形は、マットの上で掛かり稽古方式で。

 

ショウタロウくん、初めての柔術です。

ん?ん?と言いながら、がんばっていました。

掛かり稽古方式で、自分の順番は最後です。

最初に何度も技を掛けられます。

並んでいる間に、他の人が他の人に技を掛けているのを見ています。

自分がやられて、人がやっているのを見て。

自分の番には、すっとできると良いですね。

一度やられたら、やりかえす。一度で覚える。

そんな感じを目指しましょう。

 

上級者の皆さん。毎週、同じ形で飽きないかなあ。。。

なんていつも心配していますが、どうやら杞憂のようで。

皆さん、楽しげに稽古をされています。

なによりこちらとしては、皆さんが上達しているのがうれしい。

しかも、メキメキと。

なんだかだんだん、渋川一流柔術みたくなってきたぞ!

ってな感じです。

同じような形/技は、他流にもいくらでもあります。

ああ、これは合気道の小手返しだな。一教だな。

そんな覚え方では、渋川一流柔術を稽古しているとは言えない。

同じような動きでも、流派の特徴というものがあるはずです。

動きを見た人が、ああ、あれは渋川一流柔術だね。貫汪館だね。

そう思ってくれる。そういう動きを目指しましょう。

 

#ちなみに今回も、蚊を一匹つぶしました。よしっ。

 左右ではなく、上下に叩く。それがポイントです。

 蚊は上下に動くそうな。しかも、逃げるときは急上昇するとか。

 だから、左手を蚊の下に構えて、右手で上から叩く!バシッ!

 

7時45分に柔術の稽古終了。

ショウタロウくんはお帰りです。お疲れさまでした。

おいおい居合も稽古しましょう。

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

ヒカルくん、リオンちゃん、カジタさん、ハセガワさんの四人。

 

○大森流 十一本そろい抜き

○英信流表 三本そろい抜き

○各自稽古

 

座るとき、下を向かないこと。

目線を下げることがあっても、顔は常に正面に向けて。

重力の垂線に合わせて、すっと座りましょう。

力は要りません。力を抜くことで動きます。

これは、他の業/形でも同じです。

力を入れて動くのではなく。力を抜くことで動く。

パラダイムシフトが必要です。

 

英信流表三本を各自で繰り返し稽古してもらいました。

抜き付ける位置/高さ。そこからの振りかぶり/運剣。

伝書には抜打上中下なんてありますが。

まるで抜付上中下? あるいは運剣上中下。

左廻剣のバリエーション三種。

 

大森流は、最初の四本が同じような業です。

英信流表は、最初の三本が同じような業。

同じような業を、なぜあえて形として残すのか。

口伝/替え業として、こーゆーのもあるよ!ではダメなのか。

つまり、それはそれほど大事、ということなのでしょう。

よくよく稽古をする必要があります。

すべての基礎基本になります。

 

正座と居合膝。どちらも同じです。

形は違うけれど、その本質は同じ。動きは同じ。感覚は同じ。

そう感じられると良いですね。

そう感じられるようになるまで、稽古をしましょう。

 

来週も通常通りの稽古です。

 

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