自然な動き

夕方になっても、まだ昼日中のように明るいままで。しかも、暑い。。。

ついほんの少し前まで、体育館で寒さに震えていたのがウソのよう。

なんだか調子がくるいます。

 

気付くと気付かざるにかわからず、移ろいゆく。

誰に言われるでもなく。

それが自然の営みというものなのでしょう。

もっとも、

 太陽系における恒星と惑星の公転軌道による単なる幾何学。

 ケプラーの法則に従うケプラー運動による当然の結果だろう。

と言われてしまえば、それまでですが。>身も蓋もないですね。。。

 

シャワーを浴びて、歯を磨いて、着替え。

刀と棒を担いで、いつもどおり体育館に到着。

カジタさん、ヒカルくん、ハセガワさん、リオンちゃん、タガワさん。

ショウタロウくんの姿もあり。

#6月からの予定を1回繰り上げて参加です。お父さんもご見学。

皆さんでモップ掛け。うん、人数が多いとにぎやかで良いですね。

 

少し遅れて、ユウトくん、マキちゃんご到着。

今日はテヅカさんお休みで、お母さんがご一緒です。

小さなお子さんには、ご家族の協力が必須ですね。

いつも大変なことかと思います。

タカマサくんお休み。

 

さて、稽古開始。

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<澁川一流柔術>

 

○棒廻し

上級者は各自に任せて、新しいおじさんと新しいお子さんのお相手。

 

おじさ、、、じゃなかったタガワさん。だいぶお上手になられました。

両手が離れずにくっつくともっと良いですね。棒の中心を持つ。

 

ユウトくん、マキちゃん、ショウタロウくん。もう少し。

あわてず急がず、少しずつ稽古しましょう。

 

○六尺棒

表一本目を素振りして、回り稽古。

 

タガワさんに角に立ってもらって、皆さんだけぐるぐると。

その横に立って、順番にアドバイス。

上級者/初心者、大人/子供。

速い遅い、強い弱い、軽い重い、大きい小さい、etc。。。

いろいろな方がいらっしゃるというのは、とても良いことですね。

応じる幅が広がります。

鋳型にハマったような固定的な動きではなく。

相手に応じた活きた形を稽古しましょう。

 

打つときには逆手、突くときには順手。

足を出しながら打ち、その場で打ち。

足を引いて構え、その場で突き。

基本的な動作です。

 

○半棒

上級者は、表十二本を二人一組で稽古。

 

初心者は、表一~二本目を掛かり稽古方式で。

一本目。皆さん、だいぶ上手になられました。

二本目。ん、どんなだっけ? 思い出しながら、それでも上手。

形の手順や順番を覚えていなくても、きちんと動ければそれでよし。

形の順番は、ただの暗記ですね。

もちろん、覚えているに越したことはありませんが。

自分で稽古するには必須です。

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<大石神影流剣術>

 

○構え素振り

お子さんがた、市販されている中では一番短い木刀です。

それでも、身長に比しては長くて重い。

持っているだけでも疲れますね。ガンバ!

 

大人は、凝り固まった体をほぐすこと。

肩を下げて、うなじを伸ばす。目は前を見て、おでこを開く。

肘と手首を柔らかく。腰を落として、膝と足首をクッションに。

体の中心を通る一本の直線を感じること。天地をつなぐ一線。

 

木刀の重さを感じること。重さで下ろし、重さで上げる?

木刀が勝手に浮いていく。木刀が勝手に降りていく。

木刀が勝手に動いていく。

それらを感じられると良いですね。

 

最初に、木刀を鞘から引き抜く。

鞘ごと胸に抱え上げ、右手を柄に掛ける。

ただ、それだけが難しい。

自然な動き。作為/作意なし。

右手は自然に上げるだけ。といくら口で説明しても。

横からつかんだり、上から握ったり。。。

自然に、と言いながら。自然にできる人は少ないのかもしれません。

覚えようとするのではなく。無駄な動きを削りましょう。

凝り固まった頭と心と体をほぐしましょう。

余計なことは、しないことです。

 

○試合口

二人一組で、一~二本目を稽古。

最初は上級者が打太刀で、途中から交代して。

 

ユウトくん、マキちゃんファミリーが見学にいらっしゃいました。

時間をちょっと延長して、二人の勇姿を見てもらい。

見学歓迎です。またいつでもお越しください。

 

7時ちょっと過ぎに初心者の稽古終了。

ユウトくん、マキちゃん、ご家族はお帰りに。

ショウタロウくんとお父さんもお帰りに。

お疲れさまでした。

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<澁川一流柔術>

カジタさん、ヒカルくん、ハセガワさん、リオンちゃん、タガワさん。

 

○吉掛

 

礼式

 二人一組で稽古。

 相手の腕をねじり上げるのではなく。

 かと言って、ただ触っているだけでもなく。

 感触はソフトに。でも抵抗をさせない。コントロールすること。

 受けは、押されたら押された分だけ下がること。

 

裏投、柔投、返投、腰投

 いつもどおり掛かり稽古方式で。

 最初に皆さんに技を掛けます。その感触を思い出しながら稽古を。

 ただ力任せに相手を倒せば良いというものではなし。

 タイミング、角度、方向、距離、時間。。。すべて物理量です。

 最後にアクセントで腰投も稽古。すべてのエッセンスです。

 これができれば、他もできる。小手先ではなく、体全体を遣うこと。

 

巻返、絞り、捻付、蹴投

 同じく掛かり稽古方式で。

 巻返は、簡単に見えて実は難しい。でも、おもしろい。

 これができれば、他も簡単?

 皆さん、だいぶわかってきたようです。

 やっぱり、継続は大事ですね。

 最後に、捻付の変化で蹴投も。

 要は、″ここ″ に入るということですね。

 それがわかってもらえると良いのですが。。。

 

いずれも、とても自然な動きです。

体が動くにつれて、手も動く。

足が動くにつれて、手も動く。

心と体が同時に動く。ただ、それだけ。でも、それが難しい。

いくら違和感のある動きでも、本人に自覚がないのでは直しようもなし。

まずは、感覚を磨きましょう。フィルターの汚れを取り除いて。

生まれたときの、澄んだ心に還る。取り戻す。

付け足す必要はありません。

無駄な動きはしないことです。

 

ヒカルくん。途中で足が痛くなって、お母さんのお迎えでお帰りに。

もともと痛かったのに、柔術の稽古をしたくてがんばったそうな。

エライ! のですけれど、どんだけ柔術がお気に入りなのか。。。

転がるのが楽しいのでしょうかねえ。。。ネコ?

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

○大森流

十一本そろい抜き

タガワさんは見取り稽古。見るのも大事な稽古です。

まずは、感性を磨きましょう。価値観の共有を。

目で見て、体で再現する。頭はいらない。

 

初発刀そろい抜き

タガワさんも加わって、全員でそろい抜き。

 

居合も、剣術や柔術と同じです。調和のとれた動きを。協調一致

前後、左右、上下、内外、順逆、開合、、、。

 

自然な動きと言いながら、ただ自然に動けるものでもなし。

稽古、修練の積み重ねが必要です。

そのためには、自分で自分をコントロールできるスピードで動くこと。

思っているよりも、かーなーりー、ゆっくりのはずです。

二分の一、十分の一、百分の一。。。

瞬発力で動いている間は、難しいかもしれませんね。

いつか、皆が同じ動きになれると良いのですが。

無理無駄のない、作為のない、自然な動き。

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定刻をだいぶ過ぎて、稽古終了。

遅くなってスミマセンでした。

 

来週も通常通りの稽古です。

 

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