連休前の稽古

木々の葉は青々と光り輝いて、生命力を感じさせます。

新緑の季節ですね。

 

市営地下鉄に乗って、センター北へ。

駅前には、ティッシュ配りの人がやたらとたくさんいました。

でも、暖かくて上着を着ていなかったのでポケットなし。

手ぶらでカバンもないので、受け取ってもしまうこともできず。

すんませんすんませんとペコペコしながら素通りしました。

#普段は、通勤のときも含めて基本的に手ぶらなのです。

 稽古のときは、刀やら棒やらとたくさん持っていますが。

 

阪急に入ると、ちょうど12時で。

吹き抜けに掛かっている時計が鳴って、定刻を告げます。

金属製のベルが複数で奏でるメロディー。

空気が震えて体に響く、あの感じがお気に入りです。

フロアに立ち止まって、聴き入りました。

でも、他にはそーゆー方はいらっしゃらないようですね。

とっても心地よいと思うのですが。。。

 

さて、お目当ての眼科へ。3か月に1度の定期健診です。

忙しくてなかなか来れず、ようやっと。

でも、中に入ると待合室は大混雑で。

あれ? 昼間は、休日でも空いているはずなのに。。。

受付には「受付停止」の張り紙あり。手書きです。

聞くと、混み過ぎて対応しきれないから臨時で停止と。

理由は不明で困惑しているそうな。

でもああ、そういえばGW前でしたね。さもありなん。

#それでティッシュ配りの人もたくさんいたのか。

翌日の日曜も同様でしょう。また連休明けに来ることにしました。

 

とぼとぼと帰宅して、なんやかやと家のことをして。

あっという間に稽古の時間。

 

体育館に到着すると、すでに皆さんご到着。モップ掛けもお済みで。

カジタさん、ハセガワさん、リオンちゃん。

タガワさん、テヅカさん、ユウトくん、タカマサくん。

ヒカルくん熱で休み。お大事に。

マキちゃん遅れて参加予定。

遅れてでも参加する。少しでも参加する。とても良い心掛けです。

 

さて、稽古開始です。

やっぱり、人数が多いっていいですね。

------------------------------

<澁川一流柔術>

 

○棒廻し

 初心者はいつもどおり。

 小さなお子さんたちは、まだ正しい形ができていません。

 少しずつ少しずつ、覚えていきましょう。

 大人は、形はできるようになっても中身はまだまだです。

 繰り返し繰り返し、稽古をしましょう。

 

 さてさて。

 上級者には、突きの練習をしてもらいました。

 ただなんとなく稽古していても、上達するものではなし。

 形から動作を取り出して繰り返すのも効果があるものです。

 壁際の肋木を目標に突いてもらいました。

 前後左右に動きながら、あっちを狙いこっちを狙い。

 体の左右も入れ替えて

 突きはビシッとまっすぐ。フラフラしないように。

 でも、体は自由に動きながら。固定させないこと。

 単純な動作だからと言って、簡単とは限らず。

 繰り返し々々、稽古するしかありません。

 

○六尺棒表 一~三本目

 全員で素振りをして、棒合を回り稽古方式で。

 芯のない人は、芯をしっかりと。

 力が強い人は、力を抜いて。

 皆さん、とっても上達されましたね。

 

 最初はまさしく言葉通り右も左もわからなかった方達が。

 稽古を重ねる中で、少しずつ少しずつ上達していく。

 見ていて、とても楽しいものです。

 そして、その時間を共有できる。

 それはとても幸せなことだと思っています。

 

○半棒表 一~三本目

 上級者が打太刀になって、二人一組で稽古。

 

 力任せの稽古をして、相手をケガなどさせることのないように。

 初心者は、きちんと自分をコントロールしましょう。

 上級者は、不慮の事態にもきちんと対処できるように。

 形の稽古は、きまった動作をただ繰り返すことではありません。

 いつでも臨機応変な対応ができるように。

 間と間合いの調整です。

 

さてさて。

ここでマキちゃんがご到着。お母さんとご一緒です。

剣術から参加してもらいました。

------------------------------

<大石神影流剣術>

 

○構え素振り

 いつもどおり。呼吸に合わせて深い動きを。

 

○試合口 一~二本目

 上級者が打太刀になって、二人一組で稽古。

 半棒とはペアを少し変更。

 

ここで初心者の稽古は終了。

ユウトくん、タカマサくんはお帰りに。

マキちゃん、柔術の稽古を見学したいと。あらまあ。

せっかくです。見学などと言わずに一緒に稽古しましょう。

では、お父さんもご一緒に。

------------------------------

<澁川一流柔術>

 

○吉掛

 裏投、柔投、返投の三本を、二人一組で稽古。

 

 カジタさん・タガワさん、

 ハセガワさん・テヅカさん、

 リオンちゃん・マキちゃん、のペアで稽古してもらいました。

 ああ、こうやって書いてみると、上級者・初心者のペアですね。

 うん、いい組み合わせデス。←ナニヲイマサラ

 

 初心者は、まずは受け身。とにかく頭を打たないように。

 マットを敷いていますが、はみ出て床に頭を打つこともあります。

 乱暴な稽古をしていれば、頭と頭がぶつかることもあるでしょう。

 ゆっくり丁寧に稽古をしましょう。競争ではありませんので。

 

 上級者は、動きを知らない初心者に技を掛けることができるかどうか。

 相手に協力してもらえば、技が掛かるのも当たり前です。

 ん、技が掛かる? それとも、単に一緒に動いているだけ?

 技とは何か。形とは何か。よくよく考えて稽古しましょう。

 

 腕で引っ張って、相手を後ろに押し倒す。のではなくて。

 その場で、真下に落とす。体重を遣う。ただしゃがむだけ。

 腕は使わない。体が移動するだけ。ただ歩くだけ。

 ただ歩き、ただしゃがむ。ただ、それだけです。

 

 最後に、一人ずつ三本を通して演武してもらいました。

 稽古ではなんとかできていても。

 人に見られるととたんにできなくなって。

 緊張ですね。

 でも。下手と思われたくない。上手にやりたい。

 それは邪念です。

 失敗したくなければ。上手にやりたければ。

 普段の稽古をきちんと積み重ねるしかありません。

 普段さぼっておいて、本番だけ頑張る。意味のないことです。

 普段の不断の努力が大事です。

 でもって、本番はテキトーに。そのくらいが良いのでしょう。

 

 テヅカさん、マキちゃんはここでお帰りに。お疲れ様でした。

------------------------------

<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

○大森流

 カジタさん、ハセガワさん、リオンちゃんと十一本そろい抜き。

 タガワさんは見取り稽古。まずは正しいイメージが大事です。

 

 リオンちゃん、今回からマイ居合刀。

 拵えは、桜で統一。オシャレですよね。

 せっかくのおニューです。鯉口を削ってしまうことのないよう。

 抜き納めは、今まで以上にていねいに。

 きっと、とても良い稽古になると思います。

 長らくお貸ししていた模擬刀は、お返しいただきました。

 また次のどなたかにお貸しすることにしましょう。

 

 初発刀のそろい抜き。タガワさんもご一緒に。

 タガワさんには、定寸の鞘木刀をお貸ししました。

 木刀自体は、25年ほど前から遣っているものです。

 鞘は、貫汪館で稽古するようになって用意したものです。

 値段はともかく、私にとってはとっても大事な鞘木刀です。

 大事に遣っていただくようにお願いしました。

 道具を大事に遣うことで、良い稽古ができるかと思います。

------------------------------

定刻を少し過ぎて、稽古終了。

途中、激しい雨が降っていたようですが、もうやんでいました。

 

さてさて。遅かった割には、いつもと同じ内容の稽古日記。。。

でもまあ、それで良いのでしょう。

稽古と言うのは、地味な基本の積み重ね。

本当は毎回、自分で記録をつけるべきもの。

稽古を振り返り、思い出し、文章化することで。

より深い理解ができるようになる。

ただ体を動かすだけが稽古ではなし。

せめて、どんな稽古をしたかを思い出すヨスガにしてもらえれば。

そう思っています。

 

さて。GWは、京都へ行って参ります。

5月4日(木)は下鴨神社で、居合と柔術の奉納演武。

5月5日(金)は白峯神宮で、居合と柔術の奉納演武。

いずれも館長のお供です。

連日のハードワークでヘロヘロの中。

果たしてどこまでの演武ができるかどうか。。。

そしてそれよりなによりも。

GWの混雑の中、京都にたどり着くのがまず一つの試練?

 

<<前の日記:少人数での稽古

 

>>次の日記:下鴨神社奉納演武