短めの稽古

土曜日は、あざみ野第一小学校の運動会でした。

窓を開けると、子供たちの歓声が聞こえてきます。

横浜支部のお子さんたちも、きっと頑張っていることでしょう。

 

ということで、お子さんたちは運動会疲れで稽古はお休み。

そして、お父さんたちも応援でお疲れ・・・のはずですが参加です。

アンタモスキネー

>ワタシモネー

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澁川一流柔術

 

<棒廻し>

今回、六尺棒ではなくて半棒を廻してもらいました。

当初は道具の都合で半棒を廻していて。

最近はずっと六尺棒を廻していて。

久しぶりだから難しいのではないか、と思っていたのですが。

お上手に廻していらっしゃいました。

半棒は、短くて軽いので廻しにくいはずです。

でも腕の力に頼らず、きちんと体の移動で廻していました。

稽古の積み重ねですね。コツをつかまれたのでしょう。

うれしいことです。

 

<六尺棒表>

今回は稽古せず。

 

<半棒表>

一から六本目、七から九本目、十から十二本目

 

打太刀に立っていただいて示範します。

打太刀が変わると、示範も変わります。

いつでも誰が相手でも同じようにできると良いのでしょうが。

でもまあ、所変われば品変わる。とも言いますし。

打太刀が変われば仕太刀も変わる。というところでしょうか。

 

そしていつもどおり、掛かり稽古方式で。

いったん通して、細かな点を指摘して。ちょいちょいとおさらい。

お一人目に指摘すると、お二人目はそれを聞いていて微調整。

うん、いい感じですね。

誰かが言われたことは、もちろん自分もできていないものです。

他の人が言われたことも、自分のこととして稽古ができれば。

何倍もの稽古をしたのと同じことでしょう。

大事なことです。

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大石神影流剣術

 

<構え素振り>

いつも、肚から動くこと、呼吸などを重点的に稽古しています。

細かな形はあまり指摘しません。

でも、たまには形も少し。

 

正しい動きが正しい形を導くように。

正しい形が正しい動きを導くこともあるかもしれません。

まっすぐ進めば目的地に着くことでしょう。

でも、期せずして目的地からそれてしまうこともあるかもしれません。

まっすぐなつもりでも、少し曲がってしまうこともあるでしょうから。

でも、目的地がわかっていれば。自分で調整することができます。

ただやみくもに、突っ走るのではなく。

 

<陽之表>

よう剣から太陽剣、正当剣と無意剣、乗身、千鳥

やはり打太刀に立ってもらって示範して、掛かり稽古方式で。

 

乗身

難しいですよね。手順は単純。でも、難しい。

間と呼吸。ただそれだけです。外形というよりは、内面が問われる。

ごまかしが利かない。そして、打太刀が導きにくい。

自得していただくしかありません。

もちろん、これは他の手数でも同じことですが。

 

千鳥

これも難しい。

今まで稽古してきた手数との一番大きな違いは、動きの方向。

前後左右ではなくて、上下。そして、ねじれ。

剣術の立合なのに、膝を着く。めずらしいですよね。

でも大石神影流では、他に三學圓之太刀や鞘之内にもあります。

そして、他の手数でもこの動きは役に立つかもしれません。

実際には膝を着かなくても、同じような動きはあるものです。

そこらかしこに。

 

そしてもう一つ大事なのは、ただまっすぐ足を上げるのではなく。

附けの構えからのねじれるような動き。回転、螺旋。

そして、それを解放する動き。

体が落ちる動きと、剣を一致させる。自然な動きです。

一致させる、というのもおかしな表現。

もともと一つです。一つなら、そのまま動けば良い。

合わないのであれば、自分がバラバラにしているのでしょう。

では何がバラバラにさせているのか。そこがポイントです。

くれぐれも、道をお間違えにならないように。

いつもどおり、自然に動きましょう。

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無双神伝英信流抜刀兵法

 

<大森流>

初発刀から虎乱刀まで。一本ずつ通し抜き

最初は一緒に抜かず、形名だけ言って、皆さんが抜くのを拝見。

二回目は、一緒に抜いて、さきほど気になった点を注意しながら。

 

居合はいつも、形を最初にお伝えするときには、言葉で少し説明して。

でも、その後はほとんど何も言わずに抜いてもらっています。

ある程度は動けるようになると、また少し注意して。

あらためて注意されると、はっと思うのでしょうか。

以前にも、お伝えはしているのですけれどもね。

 

最初は形の手順を覚えるのに一生懸命で。

細かなアドバイスまでは、なかなか注意が回らないものです。

それでもあまり多くのことは言っていません。

これは逃してはならない重大事。そう思う、一つ二つだけ。

それがカギとなって、正しい動きを導くのです。

それがポイント、分岐点、道標。

それだけは落とさないでほしいなあ。と、そう思います。

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さてさて今回、運動会のため小学校の体育館が利用できず。

いつもの別の場所での稽古となりました。

6時から8時の利用予約。

前の団体さんが少し遅れて退出されて。

次の団体さんがだいぶ早くお越しになり。

 

もとより早く始めるつもりもなく。

そして、少し早く終わるつもりでした。

実際の稽古時間は1時間半程度でしたでしょうか。

でも今回は最初から六尺棒表を稽古しないつもりだったので。

居合をたっぷり稽古できるかなあ。なんて思っていたのですが。

でもまあ、二回通せたから良いですよね。

そういえば、いつもは2時間半の稽古でしたよね。たは。。。

何も言わず、黙々と二回、三回と通す稽古が早くできると良いですね。

別に、早くなくても良いのですが。

 

大森流ができるようになれば。

英信流表、太刀打、詰合、大小詰、大小立詰、英信流奥。。。

そして、大石神影流剣術も陽之裏、三學圓之太刀、小太刀、二刀、、、。

もちろん澁川一流柔術も履形、吉掛、込入、打込、、、。

やりたいことは、たーくさんありますからね。

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来週は、高知県で貫汪館が主催の

「島村右馬丞生誕二百年記念居合演武会」

です。

 

再来週は、山形県で一般社団法人古武道振興會さまが主催される

「居合道祖誕生之地居合神社奉納演武会」

に館長のお供で参加してまいります。

 

横浜支部の皆さんには、自主稽古をお願いします。

稽古日記の代筆も楽しみにしています。

よろしくお願いします。

 

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