澁川一流柔術 特別稽古

館長をお招きして、澁川一流柔術の特別稽古を行いました。

今回は、名古屋西支部長も参加です。

北大阪支部長も参加予定でしたが、残念ながら都合により不参加でした。

 

横浜支部の門人からは、お二人が参加。

三人さんは、残念ながら都合により不参加。

稽古はもちろん大事なのですが、

まずはご家庭とお仕事を第一にしていただきたいと思っています。

それが横浜支部長の考えであり、横浜支部の方針でもあります。

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さて、会場はいつもと同じ小学校の体育館。

時間は午後1時から6時までの5時間です。

内容は、

 履形、吉掛、込入、打込、両懐剣、互棒、四留、

 六尺棒表、半棒表、半棒裏、抜刀術

と盛りだくさん。

形数にして二百本弱です。

 

最初はもちろん、最初の形のグループである履形の稽古からです。

礼式からはじまり、最後の地捕まで。

たっぷり二時間、休憩なしのぶっとおしで稽古しました。

三十五本の形を捕りと受けが交代で稽古しますから、

二分弱ずつの稽古でも二時間は掛かる計算になります。

35本×2分×2=140分

果たしてこんなペースで、予定を消化できるのか。。。

 

午前中は肌寒く感じましたが、お昼になって陽が出ると暖かくなり。

寒さ対策に厚着をしていたので、けっこう汗ばみました。

自販機で買ったスポーツドリンクでしばし休憩。。。

 

続いて、吉掛。

履形が拳で下段を突いてくるのに対して、吉掛は左肩を押されます。

技法そのものは、基本的に履形に変わるところがありません。

形数は二十五本と履形よりも少なめなこともあって、1時間弱で終了。

美人秘書が差し入れしてくれた温かいお茶で、皆でほっと一息。

 

込入は、両手で胸襟を掴まれます。形数は三十七本と少し多め。

館長は捕りと受けが一回ずつやったのを確認すると、もう次へ。

でも履形、吉掛ですっかりコツを掴んだ皆は問題なし。

澁川一流柔術を体に通すことが目的です。

形の手順は、稽古をしていればおいおい覚えることでしょう。

やはり1時間弱で終了して、ここでまた少し休憩。

 

最後は一気に、打込、両懐剣、互棒、四留まで。

打込は、懐剣の打ち込みを制する形です。24本

両懐剣は、両手に一本ずつ持った懐剣をさばく形。4本

互棒は、短い棒で懐剣に対します。7本

四留は、また素手に戻って両手で両手を掴まれたときの形。14本

 

澁川一流柔術としてはまだまだ形のグループは続きますが、

だいたい四留までで基本の形は一通り。

あとは特殊な状況、応用編というところです。

 

横浜支部の門人お二人は、ご都合により途中で早退。

約4時間、よく頑張られました。

館長もほめていらっしゃいました。

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6時過ぎになんとか終了。

ホッと一息ついた館長と名古屋西支部長に、横浜支部長が一言。

 六尺棒もお願いします!

名古屋西支部長とペアで表を一通り。

館長から一言二言アドバイスをいただいて、疑問点を質問して。

 

次はもちろん、

 半棒もお願いします!

半棒と打太刀を交代で通して、アドバイスをいただいて質問して。

裏は通しませんでしたが、疑問点を解消していただき。

 

そしてもちろん、

 抜刀術も!

と言いかけましたが、抜刀術はまあいいでしょうと館長。

もともと居合が専門の二人ですしね。また次の機会に。

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6時を大幅に過ぎて、特別稽古は今度こそ終了となりました。

お二人に拙宅にお越しいただいて、お茶で一服。

これから名古屋で用事があるという名古屋西支部長を見送って。

館長と二人で食事をして、タリーズでコーヒーを飲んで。

地下鉄までお見送り。

 

柔術は、まとまった稽古をする機会がなかなかありません。

館長に実際に技を掛けていただき、名古屋西支部長を相手に稽古をして。

今回はとても貴重な機会だったかと思います。

今後の稽古の糧にいたしたく思います。

 

卒業式と入学式の間のため、体育館のマットは片付けられていました。

前日の夕方に校舎から搬入し、また後日戻さなければなりません。

搬入・搬出のご協力、ありがとうございました。

 

ということで、夜の通常稽古はなしでした。

来週は通常通りの稽古です。

 

貫汪館 名古屋西支部 稽古日誌:柔術特別稽古

 

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稽古の様子(写真をクリックすると、キャプションが表示されます)