貫汪館 居合講習会

H28.3.19(土)~21(月)祝日の三日間、

横浜支部長として、本部の講習会に参加してきました。

今回のテーマは、無双神伝英信流抜刀兵法。

貫汪館で伝承している剣術、柔術、居合のうちの居合の流派ですが、

その内容はいわゆる居合、剣術、柔術のすべてを含みます。

今回は、そのことがとてもよく実感できる講習会でした。

 

初日は午後のみで、礼法から始まり、歩法、斬撃、大森流まで。

二日目は、午前中に太刀打、午後は詰合。

三日目は、午前中に大小詰、午後は大小立詰。

 

英信流表と奥は稽古しませんでしたが、

上記の形はすべて稽古することができました。

とても内容の濃い充実した三日間となりました。

 

広島から遠く離れた横浜で稽古している身としては、

館長の手直しを受けられる講習会は大変貴重な機会です。

自身の稽古の方向性が間違えていないかを直接確認していただき、

間違いがあれば修正し、合っていればより深めていきます。

太刀打、詰合、大小詰、大小立詰ができれば基本は完璧、

かというともちろんそんなことはなく。

立ち姿勢、歩法から手直しをしていただきました。

 

業とは動きのことであり、動きとは連続した姿勢のこと。

そして姿勢とは、姿と勢。つまり、勢いがなければいけない。

決して、鋳型のようにガチガチに固定したものではありません。

動きと姿勢の区別は、厳密には困難です。

けっきょくは、動きと姿勢がすべて。

姿勢をまた一から見直すことで、

より深み高みに到達できるものかと思います。

外形を正すために、内面をみつめる。

内に秘められたるものと、外に顕れたるものと。神と妙

これからも、追求していく所存です。

 

三日間、親身にご指導くださった館長はもちろんのこと、

日となり陰となり運営に尽力くださった本部道場の方や、

稽古の相手役となってくださった参加者の方々に、

心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

 

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