明治神宮奉納 日本古武道演武大会

平成27年11月3日(金)文化の日恒例、

明治神宮奉納 日本古武道演武大会に参加してきました。

 

あざみ野から渋谷で山手線に乗り換えて、原宿からてくてく歩き。

あるいは渋谷で千代田線に乗り換えて、明治神宮前から歩き。

・・・でも良いのですが。

今回は、観覧ではなく演武に参加です。

演武の受付は、明治神宮の敷地奥にある至誠館。

原宿/明治神宮前からだと、30分近く歩くことになります。

なので、最寄駅の小田急線参宮橋駅を利用することにしました。

http://www.meijijingu.or.jp/access/index.html

 

わかりやすいのは、渋谷から山手線に乗り換えて、新宿から小田急線。

でも、渋谷と新宿のメガステーション乗り換えはちょっと大変。

そんなわけで、駅探さんの指示に従うことにしました。

渋谷を通り過ぎて表参道で東京メトロ千代田線に乗り換え、

代々木上原で小田急線に乗り換え。

改札を出ることもなく、あっという間に参宮橋に到着です。

電車の扉を入って出て。階段を上り下りして、また電車に乗って。

自分がどこをどう移動しているのかもわからないまま。

気付くと、あっという間に目的地に到着です。なんて便利な。

ある意味、どこでもドアですね。

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9時に至誠館で受付をして、紋付き袴と白足袋に着替え。

10時からいつもの西参道の芝地で開会式。

会場外から眺めたことは何度もありますが、参加は初めて。

神職にお祓いをしてもらって、飯篠会長と至誠館館長の挨拶。

進行上の注意を聞いて、退場。間もなく、演武が始まりました。

 

無双神伝英信流抜刀兵法の演武は、午後2時過ぎの予定。

しばらく、他流の演武を拝見したり、ぶらぶらしたり。

前日は激しい雨でしたが、当日はすっかり晴れて。

(さすが、11月3日は晴れの特異日ですね。)

芝生は乾いていて、土の状態も問題なし。

お昼前にお弁当を受け取って、芝生の上でもしゃもしゃと。

それにしても、日向ぼっこをしながらお弁当を食べる。

なんて贅沢なことでしょう。

 

明治神宮の演武を初めて観覧したのは、平成14年のこと。

もう12年以上も前になります。

10時から3時半過ぎまで立ちっぱなしで観覧して。

腰が痛くてお腹も空いて。かなりきつかった覚えがあります。

背後からは流鏑馬の楽しそうなさわやかな歓声も聞こえてくるし。

だんだん日が傾いて、日陰になるととても寒いし。

そして一人で5時間半の観覧のあと、新宿へ移動して。

夜は、長拳の練習をしたのでした。

それが今では、芝生の上で日向ぼっこをしながらお弁当。

変われば変わるものです。

 

ちなみに当時の稽古録には、

「隣り合って座って、隣りの人がこちらの腿の上に手を置いてくるのをそっと戻すのを何回か繰り返してから技に入るのがあった。セクハラ対策? いきなり技に入らないのが面白い。」

とか書いてあったりします。どこかで見たような。。。

これって、澁川一流柔術の御膳捕りのことですね。

当時の私はまだ、貫汪館の存在すら知らなかったのです。

でも今ではそれを稽古する側。おもしろいものです。

#そのときは無双神伝英信流抜刀兵法の演武はなかったようです。

 

演武は滞りなく進み、あっという間に出番に。

館長の居合は、英信流奥五本。行連、連達、行違、五方斬、人中。

続いて、大小立詰の〆捕、骨防返、袖摺返。私はその受け。

明治神宮の芝生は、とても受け身が取りやすいと聞いていました。

そして実際に転がってみると、まったく衝撃を感じず。

(畳よりも転がりやすい、というのは本当でした。)

演武は無事に終了して、退場。

 

演武会場の外から、せんせー!と呼ぶ声が。

ふと見ると、横浜支部の皆さん。

わざわざ応援に来てくれたのですね。ありがたいことです。

予定より30分も早い出番でしたが、ちょうど間に合ったそうな。

演武はちゃんと見てくれたようです。よかったよかった。

(私はヤラレヤクですけどね。。。)

他流派の演武も拝見して、きちんと勉強していただきました。

(子どもーズは、流鏑馬の方が楽しかったとか。。。)

 

4時から直会に参加。

至誠館の二階で、赤飯弁当をいただきました。

自己紹介では、皆さん道場名ではなく流派名で挨拶。

なるほど。いち町道場が地方の演武会に参加したわけではなし。

全国から各流派を代表する人たちが、明治神宮という晴れの舞台で演武をしたのでした。

今さらながら、すごい体験をさせていただいたなあ。

と痛感したのでした。

 

来年は太刀打をやろうか、二人で居合を抜こうか、なんて。

今から楽しみでもあり、プレッシャーでもあり。

無双神伝英信流抜刀兵法を代表する演武として、

貫汪館の名を汚すことのないよう、きちんと稽古を積まねば。

と、気持ちを新たにしました。

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ちなみに、貫汪館の映像担当である名古屋西支部長も応援に上京。

バズーカのような三脚を担いで、遠方からわざわざ新幹線に乗ってお越しくださいました。本当にありがたいことです。

名古屋西支部 稽古日誌:明治神宮奉納 / performance at Meiji Jingu

これであとは、

 動画のアップが早ければなにも言うことはないのですけれどもね。

と、最後にチクリ。いつもの毒舌でした。

いやホント、いつも感謝してますってば。しんしありー

(↑翌晩にはさっそくアップしてありました。ありがとござます。)

写真は、演武会場の向かいで行われている流鏑馬の人と馬たち。

カッコイイですね。

次は、名古屋西支部長が撮影したビデオから切り出してくれた写真を拝借

大小立詰で投げられているところです。くるりん

今週末も通常通りの稽古です。

 

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