貫汪館 昇段審査前自主稽古

デンさんと二人で秋の昇段審査を受審してきました。

デンさんは無双神伝英信流抜刀兵法と大石神影流剣術の初段、私は大石神影流です。

 

前日の土曜に新幹線で広島行き。東京から乗ってきたデンさんと新横浜で合流。

デンさんは在来線の遅延のせいで、走ってギリギリセーフだったそうな。

私も寝坊して乗り遅れたりしないように緊張しました。

なんにしろ二人とも間に合って良かったです。

広島で山陽本線に乗り換えて宮内串戸まで。駅から歩きます。

1時を少し過ぎてスポーツセンターに到着。皆さんにご挨拶して、着替え。

審査前の自主稽古です。

 

まずはデンさんの大石神影流。指導者としての責任があります。

構えと素振りから。号令を掛けてチェックします。

正対せずに半身になること、重心を落とすこと。いずれもそけい部の弛みです。

緊張していると、うわずって固くなりがちです。今さら緊張しない。

続いて試合口。

今回はデンさんが仕太刀で私が打太刀と指定されていました。

一度通します。それを見ていた館長が、私の方に注意を。はい、すみません。

打太刀が悪ければ、仕太刀も良い動きはできません。

もう一度。

まあこんなもんですよね。十分かと思います。

他にもやらなければならないことはたくさんあります。

事前にお伝えしておいた通り、あとはご自分で大森流を稽古してもらうことに。

こっちは指導者として見なくていいのかと言われそうですが、それはまあ。

大森流はあんまり心配していないのでした。

業間違いがあっても御愛嬌ということで。大事なのは動きです。

 

一人で居合を稽古されていた北大阪支部長に声を掛けます。

今回、北大阪支部長の太刀打と詰合の打太刀をおおせつかっています。

大役です。責任重大です。打太刀が悪ければ、仕太刀もです。はい。

事前に「とにかく超スローで」なんて言われてたりしてたりしなかったりするので、

眠くなるくらいゆっくり動いたつもりでしたが、まだ速いそうな。うーん。

私には北大阪支部長の方が速く動いているように思えたりするのですが。

横で見ていた館長にあれこれとアドバイスをいただきながら、一通り通しました。

北大阪支部長はもちろん真剣ですが、打太刀の私も負けずと真剣。

遣っているのはもちろん真剣ではなくてフツーの鞘木刀ですが

←アタリマエ

もし万が一があれば、打太刀の責任です。自分の審査のつもりでマジでやりました。

昨年、自分が受審したときより気合が入っていたかもしれません。

とにかくゆっくり。

 

でもって大石神影流。試合口、陽之表、陽之裏、三學圓之太刀。

こちらは、組み合わせも打太刀と仕太刀も決まっていません。

とりあえず北大阪支部長をお相手に、打太刀を通しました。

続いて七尾道場長にお願いして、仕太刀をやらせていただきました。

いやー、やっぱりいいですね。おもしろい。

相手が違うと、それだけで良い稽古になります。ドーパミン出まくり。

七尾道場長からアドバイスをいただき、質問して疑問を解消していただき、今後の稽古のヒントをいただき。またこれでしばらく楽しめます。

しめしめ。

 

日本武道館での演武の時間計測があるとのことで、稽古はここまで。

北大阪支部長が太刀打と詰合を一人で復習、デンさんが大森流を稽古しているのを横目に見ながらちょっと休憩しました。

 

館長から「デンさん、上手ですなー」と言われてほっと一安心。

審査前日の自主稽古はここまでです。

H26.9.22